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内容説明
それはパシフィカが生まれるよりもずっとずっと昔。人類が銀河にその版図を広げつつあったそんな時代。ARFFI・M4 No.20・テレジア。彼女は、大事な人を目の前で亡くしたことで自分を責め続けている“竜機神”。タクロウは、かつて自分の家族を“竜機神”に殺された過去を持つ“竜騎士”候補生。二人は主従の絆を結ぶための「お見合い」で出会った。テレジアは、この「お見合い」で主を決めなければ壊されてしまう運命にあった。むしろ、彼女はそれを望んでいたが…。「化け物が!」出会い頭に暴言を吐くタクロウにテレジアは興味を抱くのだった。“竜機神”と、その主“竜騎士”の物語を描く、もう一つの「すてプリ」ここに誕生。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空音りんご
1
テレジアとタクロウっていいな〜とか思いつつ、きっとこの世界でも起こりそうな人工知能と人間の問題に考えさせられる。人によって考え方なんて違うから、きっといつまでたっても決着のつかない問題になるんだろうな。2010/07/29
びーるす
1
今巻は本編より前のHIとの戦争中の時代。本編とは違い、立派にSFと言って良いと思う。テーマとしては数多くの作品で扱っており、そして様々な解釈が為されている定番。人間と人工知能(この辺は作品によってアンドロイド等色々有るが)の違いと関係。この辺は作家(読者もかな)によって様々な意見が有るので、違い等を気にしながら読むと面白い。今巻は主人公であるタクロウの葛藤(特に嫌悪する理由)はとても良かった。2010/06/24
またれよ
1
人間と人工知能。その境はどこなんでしょう。目的をもって造られただけに人工知能たちにとってその存在理由というのは人間よりも大事なものなのかもしれません。すごくSF。2010/03/09
K-Wing
0
遙か昔の話。 人工知能も人間も危険な奴は危険だからな。 二次元に恋できるから人工知能なんて余裕じゃないか?2015/12/25
ちゃこ
0
久しぶりに読んだすてプリ。今回は本編の遥か昔のドラグーンとDナイトのお話。これを踏まえてもう一度本編を読むとさらに楽しめるかも。ここに描かれる人工知能は現代科学ではまだ夢のまた夢の設定だけど、実際問題ここまで生の意識と人工知能の区別がつかなくなると問題あるな、と思ったり…。2012/07/24