富士見ファンタジア文庫<br> ヨワムシのヤイバ THE EDGE―ストレイト・ジャケット〈5〉

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富士見ファンタジア文庫
ヨワムシのヤイバ THE EDGE―ストレイト・ジャケット〈5〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 434p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829114919
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

―俺を憎め。黒い鎧を纏ったレイオットは、少年に向かってそう言った。自分を憎むことで、哀しみを乗り越え強く生きられるなら、それで良いのだと。エリック少年はその言葉を拒んだ。―全てを他人のせいにして弱い心から逃れても、それじゃ駄目なんだ。そして、魔法の力に魅せられた虐められっ子・ファネット。大きな力を持てば全てが変わると信じた愚かな少女。そんな彼女が魔法に憧れるのをいったい誰が責められるというのか。弱虫と呼ばれたまま生きていてはいけないのか?本当の強さとは何なのか?レイオットは今日も黙々と魔族を狩る。好調のハードボイルドアクションファンタジー第5弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オダ

2
目的意識の違いで同じ物事でも異なる捉え方をするという一例、みたいな。これの場合、一方は目的達成のための手段であって一方は憧れるばかりで生産性のない趣味。あとはまぁ、徐々に変わっていくキャラクターたちとか、あとがきでは「この巻が折り返し地点」だと言われてたりとか。2014/10/24

ぎお

2
一巻でちょっと出たエリックが再登場。いじめられっこの少女との交流、悲劇を描く。話はあれよあれよと転がって、事態は最悪の展開へ。魔族と化していじめっこを皆殺しにした彼女。その代償として自身も排除されてしまった。止められる可能性がありながら、そう出来なかったエリックはさぞ無念だろう。後悔の中で泣く彼の心境を思うとなにも言えない。反比例してカぺルは順調に人格が育ちつつある様子。今回は彼女やネリンの存在がせめてもの救いだ。プリン男爵も女子高生を標的にするとは。ラスボス候補なんだからドーンと構えていてくれ。2013/05/06

みかづき

2
いままでで一番登場人物にのめりこめた。扱われている題材がごく一般的なものだからだろうけど。最初はファネット、エリック、いじめっ子のリーダーにいろいろと思うところはあったけれど、掘り下げられている箇所を読むと、塞ぐ気持ちになりながらもじわじわと熱くなった。いいところを突いてくるなあと。「俺を憎め」に対するエリックの返答が変わったのがよかった。折り返しということで、あらためてレイオットとカペルテータに期待です。2012/01/25

alice

2
意図的に悪いほうへ悪いほうへ....と話を進めていくなぁー と思っていましたが 第三者の意思の元その様に意図的に進められた結果だったんですね ちょっと作者さん!!悪いほうへ引っ張りすぎじゃない!!って思ってしまいました。^^; 謎の人=プロフェット男爵 1、2巻でもプリンを食べたり裏で暗躍してた人ですね2010/05/14

永山祐介

2
謎の人が何をたくらんでいるのかはわからないけれど、魔族と化した彼女は「まるっきり失敗」だったのか、それとも「試練を乗り越えかけてた」のかどっちなんだろうねえ……。なんとなく、後者に近いんではないかとか思ってみたり。2003/01/21

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