富士見ファンタジア文庫<br> オモイデのカナタ THE REGRET/SECOND HALF―ストレイト・ジャケット〈4〉

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富士見ファンタジア文庫
オモイデのカナタ THE REGRET/SECOND HALF―ストレイト・ジャケット〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 411p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829114278
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

時は北歴1951年。今を遡ること3年前。所は郊外の寒村ケルビーニ。事件の発端は謎の魔族の出現だった。生きることに倦んでいるレイオットは、いつものように、さしたる思いも無く仕事を受けた。魔族を退治すれば、それで終わるだけの取るに足りない仕事。しかし。彼はそこで出会ってしまった。深い絶望を湛えた瞳の少女・カペルテータに。そして始まる惨劇―。生きる意味が分からない少女と生きる価値すら見いだせない男。どこか似ている二人の出会いは、殺戮を招くことしか出来なかったのか!?榊一郎のハードボイルド・アクションファンタジー第四弾。人はどうすれば救われるのだろう―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オダ

2
過去編の下巻。要するに作中世界で云うまじもんの「魔法使い」が出てきたらしい。あとはまぁ、救いなんかねえと叫びながらゆるゆる救われている感じ。2014/10/21

ぎお

2
過去編終了。今回の魔族からは多少理性を感じ、だからこれ以上血を見ずに解決するかも……と思っていた。が、コーネリアと融合してからの暴れっぷりは地獄。積年の恨みのせいだけど、理性があるぶんより残酷に見えた。元凶の父親の殺し方もすさまじくエグかった。こいつは自業自得だからまぁいいが、エレンまで惨殺されちゃったか。てっきりフィリシス家のメイドにでもなるのかと。彼女はどちらかと言えば被害者の側面を強く感じたから、むごたらしく死んだのは悲しかった。想像よりもカペルの過去がきつかったので、今後の彼女の幸福を願いたい。2013/04/22

りべちん⊿ │⁴⁶

2
★★★★☆ レイオットとカペルテータの出会いの物語、完結編。結局明かされなかった伏線があったりで拍子抜けもしたが、とても面白かった。歪んだ愛情が生んだ惨劇はこうして葬り去られた、と。現在の回想という形で語られるので、3年半という歳月がカペルテータに齎した変化が、最後のシーンでよく分かるのではなかろうか。2012/02/25

さぶお

2
これまで想像させるに留めていたレイオットとカペルテータの過去編の下巻。人の形をしたものが狂っている中、魔族に小さな理性が残っているのが印象深い。カペっちの純粋な言葉がキツイ。けど四巻までのうち、シリーズで一番好きな巻でもある。2011/12/01

alice

2
レイオットとカペルの過去の回想話。下巻。 4巻の半分は3巻のおさらいとも取れる内容・・。^^; 文字とはいえ・・人間の殺し方に容赦がないです。2010/05/11

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