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内容説明
「海を見たい」少女は言った。生まれてから一度も海を見たことがないからと。少年は彼女の表情に見とれた。広く青い海原への憧れを映した、澄んだ瞳に。「…ここから出たら、いくらでも見られるよ、海なんて…」しかし、少年―乾紅太郎は知っていた。この怪物の蠢く暗闇の迷宮から脱出することが、いかに困難かということを。池袋から新宿に広がる巨大な地下街。そこに突如発生し、人々を襲い始めた多数の怪物―現象生物たち。原因不明の事件に立ち向かえるのは、怪異を闇に葬る秘密組織・八百万機関のGA紅とその先輩・黒部だけであった。はたして、紅は少女を護り地上へと脱出できるのか?ハイ・エッジ・アクション第一弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきみ
1
大体任務中の話なので、真面目な感じ。登場人物は多いけど、キャラが立ってるのが黒部さん(主人公の相方、ワイルドな20代)くらいしかいない。主人公もあんまりしゃべらないし。ヒロインも、描写が少ないから、最後も『ふーん』だった。とりあえず黒部さんは格好よかった。2016/04/23
浦井
1
カビた本棚の整理をしていたら出てきたので再読。改めて読むと突っ込みどころが多い。組織の設定が固まってないところが苦しい。このシリーズもう新刊でないのかな…処分しようかな…でもそうすると二度と手に入らないだろうなー。2014/06/13
なごむ
0
事態が初っぱなから緊迫状態でハラハラしながら読めた。AAの能力に制限や個性があって面白い。時々、誰視点か混乱するところがあったけど、文章も読みやすい。能力が濃いキャラがチョイ役で出てたり、存在が仄めかされてるだけのキャラが多かったけど、これは他シリーズのリンクなのかな?2011/09/25