富士見ファンタジア文庫 どうにもならない五里霧中？―フルメタル・パニック！

賀東 招二【著】

富士見書房（2001/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 297p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829113899
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

バカをもってバカを制す？陣代高校の戦争バカ・相良宗介をしのぐ激裂ヤローが現れた。彼こそは、一子相伝の殺人拳“大導脈流”を継承する使い手、椿一成。そう、宗介もびっくりな人外魔境の格闘バカであった―。千鳥かなめの空手同好会のマネージャー就任（？）をめぐり、情けなくもマヌケな世紀の対決が繰り広げられる！果たして、激闘のすえに立ち上がるのはどっちのバカか！？泣く子も黙る学園ミリタリー・コメディ第５弾！お楽しみの書き下ろしは、「ミスリル」の美少女艦長の平凡なある日を描く『わりとヒマな戦隊長の一日』。これを萌えずして、どーする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mitei]

この巻から椿が出てきて宗介のドタバタに関わってきてたなぁ。椿を本編に出して欲しかったけど、結局番外編だけだったな。しかし用務員さんが恐ろしい笑

2010/01/27

[佐島楓]

テッサの意外な素顔が見られる番外編が面白い。そうか、私、テッサみたいな子に肩入れしたくなるんだな・・・。

2016/04/02

[芳樹]

【再読】今回もドタバタ楽しい6編のエピソードからなる短編集。中でも「ふもっふ」とは別に独立短編アニメにもなった『わりとヒマな戦隊長の一日』が注目されますね。テッサの艶姿から始まるテッサを中心とした本エピソードは、普段はガチガチのカリーニンやクルーゾーたちの本編では見られない意外な姿が描かれていて面白い。今回の一番の被害者は秘めた趣味を知られてしまったクルーゾーでしょうか…。最後にテッサが呟いたように、今回のような「ドタバタ」した、でも何でも無い日々が続くような世界が早く訪れると良いなと思いました。

2024/01/18

[海猫]

コメディとして安定して面白い。この巻は書き下ろし短編のテッサの愛らしさが最高だった。

2011/03/24

[サイバーパンツ]

コメディとしては安定の面白さ。恋愛、戦闘力共々、宗介のライバルポジションの武道少年椿と、宗介の戦争ボケのせいで、ディスコミュニケーションになりながらも、なんだかんだ宗介と息ぴったりなかなめの祖父の登場。どの短編もキャラクターが生き生きしていて面白い。特に、テッサ艦長の日常回とか、なんでもない話で短編一つ回せるのは、キャラクターが固まってるからこそだよなぁと。

2016/09/12