内容説明
本書は、ソクラテスからオッペンハイマーまでの数学史を縦軸に、大学入試の採点から見た数学的思考を横軸に、独得の語りで展開する、数学世界のフィールドワークの書である。笑いながら、驚きながら、読みすすむうち、数学アレルギーの人には一服の治療薬として、数学マニアには発想の転換薬として、じわじわと効いてくる。絶妙な話術をたのしみながら、まったく新しい、数学世界が散策できる待望の一冊。
目次
1 3千年の数学噺(ギリシアからはじまる数学の話―東地中海が生んだ文化;イタリアからはじまる数学の話―文化の裏街道)
2 現在形の数学噺(数学でだいじなこと;数学でいちばんだいじなこと)
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