出版社内容情報
かつて「夜逃げの町」と言われ、貧しい過疎の町であった宮崎県綾町を、年間120万人の観光客が訪れる、自然豊かな「有機農業の町」に発展させた町長の自伝的著作。綾町は「知識創造自治体」の先駆とも言える。
内容説明
かつて「夜逃げの町」「人の住めない町」と言われた過疎の町・宮崎県綾町。現在は、町を訪れる人は年間百二十万人、「照葉樹林都市」「有機農業の町」「一戸一品運動の町」、そして、一人ひとりの町民が生活文化を楽しむ町へと変貌。観光客はもとより、村起こし・町起こしの先駆的モデルとして学びに訪れる人も後を断たない。「町づくりとは何か・本物の行政とは何か」―行政への寄りかかりを排して、住民一人ひとりの自主・自立の心をよび覚ます「自治公民館運動」の展開によって過疎の貧しさから抜け出し、結いの心で町を蘇らせた「郷田町政」二十四年間の軌跡。
目次
第1章 すべては「夜逃げの町」から始まった
第2章 町をよみがえらせた「自治公民館運動」
第3章 「結いの心」で綾の町づくり
第4章 あの山を残そう、子供たちのために