内容説明
特許制度の国際的な性格が強調されるようになった今日、同制度が、世界的な企業競争力の強化に果たす役割は一層高まっています。本書は、国際的な特許制度のパリ条約やTRIPS協定等の国際条約との関係について、総合的に記述しつつ、わが国における特許制度への実務の指針として役立つように、運用・手続にかかる具体例を体系的にまとめた、特許制度の総合的解説書です。今改訂第3版は、第2版上梓後の法改正等の最新情報を反映させた最新版です。
目次
第1章 総説(特許制度;特許制度の沿革 ほか)
第2章 特許に関する手続(特許付与手続;特許出願の書類 ほか)
第3章 特許の保護を受ける要件(特許権の客体(特許要件)
特許権の主体)
第4章 特許権(特許権の性質;特許権の効力 ほか)
著者等紹介
橋本良郎[ハシモトヨシロウ]
昭和8年生。昭和31年名古屋大学工学部卒業。昭和31年特許庁入庁、昭和39~40年フランス政府留学生(原子力庁工業所有権局)、昭和43~44年BIRPI(現WIPO)コンサルタント、昭和50年特許庁審判長、昭和58年特許庁工業所有権研修所所長を歴任し、昭和60年5月退職。元弁理士審査会委員、昭和58年~平成9年中央大学法学部講師(工業所有権法)。現在、弁理士(鈴榮特許綜合事務所)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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