意識する心―脳と精神の根本理論を求めて

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意識する心―脳と精神の根本理論を求めて

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  • サイズ B6判/ページ数 508p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784826901062
  • NDC分類 115
  • Cコード C0011

内容説明

心脳問題の最終的な決着は?彗星のように現れた心脳問題の旗手が世界中の脳科学・哲学・認知科学者を震撼させた渾身の論考。

目次

1 まずは基礎固め(心の二つの概念;付随性と説明づけ)
2 意識が還元できないこと(意識は還元によって説明できるか?;自然主義的な二元論;現象判断のパラドックス)
3 意識の理論に向けて(意識と認知のコヒーレンス;不在のクオリア、ぼやけていくクオリア、そして跳ね踊るクオリア;意識と情報―ある考察)
4 応用(強い人工知能;量子力学の解釈)

著者等紹介

チャーマーズ,デイヴィッド・J[チャーマーズ,デイヴィッドJ][Chalmers,David J.]
1966年、オーストラリア・シドニー生まれ。アデレード大学で数学とコンピュータサイエンスを学ぶ。1982年、国際数学オリンピックで銅メダルに。オクスフォード大学でローズ奨学生として数学を専攻したものの、すぐにインディアナ大学に転じて哲学・認知科学のPh.Dを取得。ワシントン大学マクドネル特別研究員(哲学・神経科学・心理学)、カリフォルニア大学教授(哲学)を経て、現在、アリゾナ大学教授(哲学)、同大学意識研究センター・アソシエイトディレクター。専門は心の哲学および関連する哲学・認知科学

林一[ハヤシハジメ]
1933年、台北市生まれ。1959年、立教大学物理学部物理学科卒業。昭和薬科大学名誉教授。専門は理論物理学・科学史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オフィス派の宇宙図

3
たいへんだぁ~、精神物理法則が存在しない可能世界から哲学的ゾンビが攻めて来たぞ!!!! 哲学的ゾンビ「えっ?わたし意識ありますが?」 ラブライブおよびアイカツ!の舞台は精神物理法則がない世界かもしれないということを肝に銘じろ(いや、心の声があるからゾンビじゃないのか?) 精神物理法則さん「心の声はまかせた!」 穂乃果「いやー今日もパンがうまい!」⇔精神物理法則による付随性2014/12/13

コマイヌ

2
結論は特に出てないけど……結局どう扱えばいいのかは分からなかった。 付随性とか哲学を語る為の準備 理性の限界をもっともらしさとしい性の排除で越える 気付きのコヒーレンス(これは微妙) x因子が不必要なこと 量子論が出てくるのは未解決・難解だからだけでなく崩壊のせいなのか。2014/10/13

雨野

2
パート2までの議論には哲学的面白さがあったが、3以降は残念ながら価値がないとしかいいようがない。「他人の心は観測可能」という単純な世界観への反論としてゾンビという概念を持ち出したのはよかった。しかしなぜあのように結論が貧困なのか。決定的なのは論点先取の多さ。「世界はそこにある」「他人の心は必ず存在する」ということを前提として同じ結論を推論することがよくある。数学出身の癖にひどいざまである。「私」と「他人」の区別にもっと切り込むべきだろう。2012/04/08

roughfractus02

1
「花がある」ではなく「花について思う」は指示理論では不透明とされ、物理的に透明な外延とは別に内包と呼ばれて物理主義と袂を分かつ意識の理論の基点となる。著者が内包に踏み込みんで意識の根本法則を立てようと可能世界の双子ゾンビを想定する際、可能世界の彼の哲学的ゾンビを語る彼はクオリアと関係なく行為するかという現象判断のパラドックスが生じる。だが本書は、内包を語る時に生じる循環論法を逆手にとって行使しつつハードプロブレム問題、構造的コヒーレンス問題、構造不変の原則、情報の二相説、汎経験論等の諸問題を提起していく。2017/03/11

1
根底に“唯物論批判”もあるようで、すべては物理的であるとする世界観では物理的に説明しうることを説明したに過ぎないという。その一方で、脳という物理構造がなければ現実的には我々の意識もないだろう、意識そのものは「物理現象ではない」がそれは「物理的なものからあらわれてくる」なにものかである、決して超自然的なものを想定はしていないという意味で「自然主義的二元論」というらしい。クオリアの問題でもある。 (http://blogs.yahoo.co.jp/tong_poo_h/folder/338409.html)

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