人形峠ウラン鉱害裁判―核のゴミのあと始末を求めて

個数:

人形峠ウラン鉱害裁判―核のゴミのあと始末を求めて

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年03月29日 01時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784826503211
  • NDC分類 539.69
  • Cコード C1036

出版社内容情報

足尾、水俣、そして人形峠……。
原子力の起点のウラン採掘地で何が起きているか? 発覚したウラン残土の放置に、住民と自治会はどう闘ったか? 二転三転したウラン残土の撤去先、無責任な核燃機構と監督官庁、住民はついに核のゴミの撤去を求めて提訴! 人形峠ウラン公害裁判の徹底ルポに、被爆や汚染の実証データも多数掲載し、日本の原子力行政に警鐘を鳴らす注目の1冊です。

はじめに

第一章/東海村の事故から人形峠の原点へ

一 理不尽な苦しみに立ち上がった住民
二 ついに起きた東海村臨界事故
三 加害者に責任をとらせる道

第二章/東郷町方面地区のウラン残土撤去裁判

1・ウラン残土の放置発覚
一 人形峠周辺のウラン残土放置 
二 ウラン残土による汚染と被曝

第三章/東郷町方面地区のウラン残土撤去裁判

2・ウラン残土の撤去交渉
一 守られなかったウラン残土撤去
二 二転三転したウラン残土の撤去先

第四章/東郷町方面地区のウラン残土撤去裁判

3・実力行使から裁判提訴へ
一 ウラン残土撤去の実力行使
二 ウラン残土撤去の裁判提訴

第五章/人形峠ウラン鉱山などの汚染と課題

一 天然に存在している放射性物質
二 人為的に高められた天然放射線
三 人形峠ウラン鉱山
四 問題と課題

年表 鳥取県東郷町方面地区のウラン残土撤去運動
あとがき

行政の無責任体制がイヤというほど分かります。でもこれって事実だから認めるしかない。読後感は「ただただ怒り最高潮!」となり、後味も良いとは言えません。一方で、新・鳥取県知事の英断などにも触れており、感情的な住民運動本はまっぴらゴメン! という人にも一読をおすすめします。

内容説明

膨大なウラン残土の放置、放射能で汚染される環境、隠された被曝…。日本の原子力行政の無責任体制、ここに極まれり。遂に、自治会と住民が核のゴミの撤去を求めて提訴!原子力の起点のウラン採掘地で何が起きているか?足尾、水俣、そして人形峠…。日本の鉱害史の空白を埋め、核のゴミの世紀に警鐘を鳴らす市民運動家と科学者の共同の労作。

目次

東海村の事故から人形峠の原点へ
東郷町方面地区のウラン残土撤去裁判(ウラン残土の放置発覚;ウラン残土の撤去交渉;実力行使から裁判提訴へ)
人形峠ウラン鉱山などの汚染と課題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sasha

10
鳥取県と岡山県の県境・人形峠。ウラン鉱床が発見された。しかし、採算が合わないことから発掘は中止され、ウラン鉱石を含む残土が長年に渡って放置されていた。一度は地元住民との間に撤去協定を結んだはずの旧動燃は約束を果たさず、遂に訴訟までに発展する。国策、特に原子力行政に関しては本当に誰もが無責任だと感じるわ。国策=無責任だよな。2018/09/01

更紗蝦

3
原発のために発生する放射能といえば、排気筒や温排水口から排出される放射性物質や使用済み核燃料ばかりに注目しがちですが、ウランの採掘によって生じた膨大な残土の放射能も、とてつもなく大きな問題です。ほんの僅かしかウランが取れなかった日本の人形峠ですら、甚大な汚染が生じているのであれば、オーストラリアやカザフスタンのようなウラン産出国では、一体どれほどの汚染と、労働者の健康被害が出ているのでしょうか。これは環境問題であると共に、人権問題でもあります。 2013/08/18

Akio Kudo

1
原発の核のゴミだけではなく、その前のウランを掘る段階から、危険過ぎる側面に気付かされる。2018/01/21

coolflat

1
全ての責任は不法にウラン残土を放置し、撤去の約束をほごにし、住民を苦しめ続けた旧動燃(核燃機構)にある。原子燃料公社は1950~60年代を通して、ウラン資源開発に取り組み、人形峠を中心に、精査的炭鉱を実施した。しかし品位及び規模が貧弱なため経済性がないことが分かり、ウラン自給の見込みがなくなった。それでウラン残土を放置する。1996年12月26日で方面地区のウラン残土堆積場の土地使用契約が切れ、方面地区自治会が土地使用契約の更新拒否を動燃に通告し、約1万6000立方mのウラン残土が不法放置物件となる。2012/03/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1163606
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。