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出版社内容情報
足尾、水俣、そして人形峠……。
原子力の起点のウラン採掘地で何が起きているか? 発覚したウラン残土の放置に、住民と自治会はどう闘ったか? 二転三転したウラン残土の撤去先、無責任な核燃機構と監督官庁、住民はついに核のゴミの撤去を求めて提訴! 人形峠ウラン公害裁判の徹底ルポに、被爆や汚染の実証データも多数掲載し、日本の原子力行政に警鐘を鳴らす注目の1冊です。
はじめに
第一章/東海村の事故から人形峠の原点へ
一 理不尽な苦しみに立ち上がった住民
二 ついに起きた東海村臨界事故
三 加害者に責任をとらせる道
第二章/東郷町方面地区のウラン残土撤去裁判
1・ウラン残土の放置発覚
一 人形峠周辺のウラン残土放置
二 ウラン残土による汚染と被曝
第三章/東郷町方面地区のウラン残土撤去裁判
2・ウラン残土の撤去交渉
一 守られなかったウラン残土撤去
二 二転三転したウラン残土の撤去先
第四章/東郷町方面地区のウラン残土撤去裁判
3・実力行使から裁判提訴へ
一 ウラン残土撤去の実力行使
二 ウラン残土撤去の裁判提訴
第五章/人形峠ウラン鉱山などの汚染と課題
一 天然に存在している放射性物質
二 人為的に高められた天然放射線
三 人形峠ウラン鉱山
四 問題と課題
年表 鳥取県東郷町方面地区のウラン残土撤去運動
あとがき
行政の無責任体制がイヤというほど分かります。でもこれって事実だから認めるしかない。読後感は「ただただ怒り最高潮!」となり、後味も良いとは言えません。一方で、新・鳥取県知事の英断などにも触れており、感情的な住民運動本はまっぴらゴメン! という人にも一読をおすすめします。
内容説明
膨大なウラン残土の放置、放射能で汚染される環境、隠された被曝…。日本の原子力行政の無責任体制、ここに極まれり。遂に、自治会と住民が核のゴミの撤去を求めて提訴!原子力の起点のウラン採掘地で何が起きているか?足尾、水俣、そして人形峠…。日本の鉱害史の空白を埋め、核のゴミの世紀に警鐘を鳴らす市民運動家と科学者の共同の労作。
目次
東海村の事故から人形峠の原点へ
東郷町方面地区のウラン残土撤去裁判(ウラン残土の放置発覚;ウラン残土の撤去交渉;実力行使から裁判提訴へ)
人形峠ウラン鉱山などの汚染と課題
感想・レビュー
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sasha
更紗蝦
Akio Kudo
coolflat