出版社内容情報
いま、1969高校紛争を問う。現在の公教育に内在する諸問題(いじめ・登校拒否・無気力・異常なまでの潔癖症・売春etc.)を、紛争の当事者であった教師達が、高校紛争とのかかわりにおいて検証する、教師集団による本格的高校紛争論。
はじめに/序章 なぜ、高校紛争を問うのか/一 いまも生きている一九六九年「通達」/二 反核署名は政治活動か/三 高校紛争の残痕/四 すでに支配的だった無気力状態/五 現在の大学生が語る高校紛争/六 生徒会は、いま /第一部高校紛争の実像に迫る/第1章 ドキュメント高校紛争◇高校紛争とは何か◇/一 経緯と実態/二 六七年起点説/三 異色の紛争事例/四 福島高の反戦送辞/五 初期型紛争から見えてくるもの/六 鈴木博雄の分析/七 市岡高校紛争/八 拠点としての九段高校 /九 新宿高校定時制のバリケード騒動/一〇 城北高校の反戦答辞/一一 掛川西高紛争/一二 拡大期における紛争事例のまとめ/一三 東京の高校紛争/一四 ドロ沼の青山高校紛争 /一五 都立K高における紛争処理/一六 紛争の鎮静化/一七 最後の高校紛争/一八 最盛期及び末期の事例のまとめ/一九 高校紛争をどう把えるか/第2章 紛争は「エリート高校」に集中したのか/一 高校生の反核デモ/二 高校生は何を要求したのか/三「地底からの叫び」第一号/四「紛争」後の充実感/五 地域に根ざした教育/第二部戦後教育史と高校紛争/第3章 生徒参加と生徒自治◇高校紛争をとらえ
内容説明
いま、’69高校紛争を問う。現在の公教育に内在する諸問題(いじめ・登校拒否・無気力・異常なまでの潔癖症・売春etc.)を、紛争の当事者であった教師達が、高校紛争とのかかわりにおいて検証する、教師集団による本格的高校紛争論。
目次
序章 なぜ、高校紛争を問うのか
第1章 ドキュメント高校紛争―高校紛争とは何か
第2章 紛争は「エリート高校」に集中したのか
第3章 生徒参加と生徒自治―高校紛争をとらえる視点
第4章 戦後日本の高校における生徒参加
第5章 60年代高校政策を追う
第6章 クラブ必修化の「意味」
第7章 判例にみる高校紛争
結章 管理主義への転機としての高校紛争
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那由田 忠