仕事に必要なことはすべて映画で学べる

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仕事に必要なことはすべて映画で学べる

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822274276
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0034

内容説明

会社に使い倒されないための9の心得。

目次

1 聞かれていないことには答えるな!―美しい敗北は無意味
2 経験と勘で語る人間は信用するな―ブラッド・ピットの優先順位
3 部下を殺すか、自分が毀れるか―中間管理職残酷物語
4 使えない部下を働かせる究極の手―選択肢は与えない
5 「やりたいこと」は「飽きないこと」―ナンバー2ほど心地よい
6 サボタージュこそサラリーマンの最終兵器―スピルバーグの詐術
7 できる大人ほど自分の過去をねつ造している―気合いが入ったデタラメ
8 「親父に一生ついていく」は使い捨てへの第一歩―“お母さん”に愛されたい
9 囚人が問う「勝てるチーム」の絶対条件―魂の自由を獲得せよ
対談 押井守×梅澤高明―自己実現は社会との関わりでしか達成できない

著者等紹介

押井守[オシイマモル]
映画監督。1951年生まれ。東京都大田区出身。東京学芸大学教育学部美術教育学科卒業。77年、竜の子プロダクション(現・タツノコプロ)に入社。テレビアニメ「一発貫太くん」で演出家デビュー。80年スタジオぴえろに移籍し、鳥海永行氏に師事。スタジオぴえろを退社してフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いたろう

30
正直に言うと、押井守ではなく細田守の本だと思って読み始めた(笑)。それはそれとして(?)、実際の映画作品を取り上げて、そこからビジネスマンが仕事をする上で必要な行動や考え方を導き出すという構成は、それなりに興味深いが、それより、押井守の映画論として読んだ方がよっぽど面白い。ジブリやスピルバーグを鮮やかに斬るなど、100%賛同できるかどうかは別として小気味よい。実は押井作品はあまり観ていないが、もっと観たくなった。この本の目的には、ファン以外に自作をアピールする意図もあったのだとしたら、目的を果たしている。2013/12/07

ワダマコト

12
映画館に行きたくなった。紹介されている映画を一本ずつ見ながら読みたいところだったが、見よう見ようとしているうちに読み切ってしまった。挑戦的なタイトルであるが、映画からは教訓を学べ、人間の教養を得ることができるというところが大きな主張である。構成としては、映画紹介が大筋を占める。しかし、ジブリのことにも言及があって面白い。鈴木敏夫さんを敏ちゃんと呼ぶ仲だけあって、オブラートに包まない物言いである。映画やアニメに興味がある人は必読である。2013/11/03

hoco

8
見ることの「通」である映画監督押井守が映画を語った本。自分のテーマを持ち、仕事を通して実現することが大人の「自己実現」であると押井監督は定義する。組織に所属するかどうかは問題ではなく、人を相手に交渉しなくては仕事での自己実現はありえない。そのために必要なのは「人間に関する教養」であり、虚構を通じて経験を積む。しかし散漫に見ていても経験から何も学べない。だから、「通」が語る虚構の見方から学び、自ら語ることでさらに研鑽する。虚構を見る意味を啓示するのがこの本のテーマだ。2021/04/18

あっきー

7
押井節炸裂でかなりぶっちゃけた映画評に人生訓を重ね合わせ含蓄のある一冊。紹介される映画はもはや古典の範疇に入るかもしれないが、映画監督の立場からの解説はとても興味深く、人生への洞察も奥が深い。2022/01/13

スプリント

6
有名な映画のストーリーや演出に絡めて仕事に大事なことを押井さん独特の切り口で語った本です。押井さんの作品であるパトレイバーやうる星やつら、アヴァロンについても裏話が差し込まれていて作品のファンにはたまらない内容です。ただ、会社勤めの読者にも通じるように意識していることを度々書かれていますが、監督/製作者視点での仕事にフォーカスして欲しかったですね。2014/11/04

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