内容説明
本書は、著者が名古屋大学経済学部・大学院経済学研究科(国際経済動態研究センター)に1999年夏から2001年夏まで在勤した間に、信用秩序政策というテーマをめぐって調査し模索した結果をとりまとめたものである。
目次
第1章 金融破綻の一般化とその含意
第2章 枠組み移行期としての1990年代
第3章 金融破綻処理の枠組みとその変遷
第4章 新しい預金保険制度の意義
第5章 自己資本比率規制の枠組みとその進展
第6章 自己資本比率規制の政策効果:1990年代日本の経験
著者等紹介
佐藤隆文[サトウタカフミ]
1950年、神奈川県生まれ。73年、一橋大学経済学部卒業、大蔵省入省。オックスフォード大学大学院(留学)、国際金融局、主計局、在スイス大使館などを経て、92年、大蔵大臣秘書官。93年、主計局主計官(法規担当、外務・通産・経済協力担当、防衛担当)。96年、銀行局特別金融課長。97年、銀行局総務課長。98年、金融監督庁長官官房総務課長。99年、名古屋大学教授(経済学部)。2001年、金融庁総務企画局審議官。02年、金融庁検査局長。経済学修士。経済学博士
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