• ポイントキャンペーン

赤瀬川原平のライカもいいけど時計がほしい

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784819112758
  • NDC分類 535.2
  • Cコード C0095

内容説明

多彩なジャンルに独自の足跡を残した赤瀬川原平が最後に刮目したのは「時計」だった。

目次

仔ツバメみたいなチクタク…
自分で初めて買った腕時計
アンリ・ルソーみたいな時計店
朝の自動巻き体操
完璧な時計を求めて
侘びた腕時計の難しさ
時計の好みが変化する
ローズのバットと自動巻き
時間潰しのできる腕時計型日時計
地中の機械式時計が露出する〔ほか〕

著者等紹介

赤瀬川原平[アカセガワゲンペイ]
1937年横浜生まれ。画家、作家。武蔵野美術学校中退。’60年初頭に「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」「ハイレッド・センター」を結成し、前衛芸術家としての活動をスタートさせる。一連の「模型千円札」の作品で「千円札裁判」の被告となる。’70年代にはパロディー漫画「櫻画報」を雑誌に連載するなど、漫画家、イラストレーターとしても活躍。’81年には尾辻克彦の名で書いた『父が消えた』で芥川賞を受賞。以降、路上観察学会、ライカ同盟、日本美術応援団、などの幅広い活動をもとに多くの著書を発表、’98年のエッセイ集『老人力』はベストセラーになった。2014年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カタコッタ

8
ネットのニュースで腕時計投資家の方を知りました。収集はしていませんが私も腕時計には惹かれます。ちょっと腕時計のエッセイを読んでみようと、この本をえらびました。著者の言葉のセンスや腕時計へのこだわりがよくもこんなにたくさん書けるものかと感心しました。好きを追求するって、面白いですね。シンプルかつクラシカル、美術家としての眼も感じられます。腕時計の好きな方、ぜひぜひ読んでみてください。2019/01/26

Inzaghico

6
いつまでも男の「子」だった原平さんだなあ、とあらためて実感した一冊。男の子はガジェットが好きだなあ、といつも思うけれど、原平さんは筋金入り。カメラの好みもうるさかったが、時計にも一家言あったのね。 原平さんは基本的に居職なので、本書の元となった原稿を書いていた時点では、時計は手巻き式、携帯、パソコンなしという生活だったようだ。そのライフスタイルを友人に貴族と評されたらしい。労働者は、携帯に縛られて常に監視されているな、たしかに。そして本人はいつの間にか貴族に押し上げられている。不思議なものだ(笑)。2019/02/14

tenkawa

4
何気なく軽く読んだ。機械式カメラと機械式時計には通ずるものがあるという言い分に全面的に賛成することにした。これまでの自分はカメラに対する理解はあれど、時計に対する理解が無かった。20年前に祖父の形見の時計を無くしてからは、時計は安物か活動量計であった。本書を読んで機械式時計が欲しくなっているけれど、それは沼の入り口。気をつけないと。2022/11/12

yarake isuke

3
図。とある腕時計ブログでこの本を知り、図書館で借りてきた。一気に引き込まれて読了。腕時計や自身の欲望との付き合い方に激しく共感できた。何度も出てくるクォーツの秒針の動きについて、私はそこまで気にならないかな。カバーや扉写真に写る腕時計が何なのか、気になって何度も穴が空くほど見たがよくわからなかった。しかし、巻末に文章中に出てきたものも含めた腕時計が紹介されていて拍子抜け。自分の間抜けさに脱力。2024/03/24

Flex GR

2
☆3 ライカ好きの著者が時計について語るエッセイ。安物の時計が好きという点は一点豪華主義の私とは「時計」の価値観が少し違うが、それでも十分楽しめた。 常日頃思うが、時計好きには「メカ好き」「側好き」「高級時計好き」「安い時計好き」など色々趣味趣向があるなと。2018/05/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10166019
  • ご注意事項