関東大震災―「朝鮮人虐殺」の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784819110839
  • NDC分類 210.69
  • Cコード C0095

内容説明

あれは本当に「虐殺」だったのか?彼らの狙いは、皇太子だった!震災に乗じて半島から襲来したテロ集団の実態をあばき、悲劇の真相を糾明する衝撃のノンフィクション。

目次

第1章 大正十二年九月一日―無間地獄の帝都
第2章 液状化する大正時代―朝鮮人激増
第3章 「流言蜚語」というまやかし―自警団は「正当防衛」だった
第4章 「襲来報道」を抑えた後藤新平の腹―戒厳令下の治安担当者たち
第5章 揺るぎない前提として書かれた虚構―「戒厳令違法説」と「朝鮮人虐殺」
第6章 トリック数字がまかり通る謀略―「虐殺」人数の嘘
第7章 「Xデー」は摂政宮御成婚式―波状攻撃を画策したテロ集団の実態
「あとがき」にかえて より精緻な実証へ―「日韓併合」百年に向けて

著者等紹介

工藤美代子[クドウミヨコ]
ノンフィクション作家。1950年東京生まれ。旧チェコスロバキアのカレル大学に留学後、カナダのコロンビア・カレッジを卒業。93年帰国。『工藤写真館の昭和』で講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

18
吉村昭の「関東大震災」と比べるとお粗末の一言。引用資料が新聞ばかり。「新聞記事の第一報の段階なのでその後の事件捜査と結末がどうなったのかは判断できない」ってそれダメすぎるでしょ。トンデモ本おそるべし。でもAmazonのレビューで星5つの人いるから怖いです。だって殺された朝鮮人のうち800人はテロリストだから一般人が自衛のために殺してもやむなし、って書いてある本ですよ、これ。2014/11/03

そーすけ

7
242*関係ない話が多すぎ。ページ数稼ぎか? 当時の新聞記事を、検証もせず引用して事足れりとしている時点で、信憑性ゼロ。朝鮮人虐殺を否定する、歴史捏造本。2019/10/03

みのにゃー

7
先日読んだ「九月東京の路上で~」が朝鮮人虐殺の証言を一つ一つ丁寧に検証した本だったのに対して、こちらは歴史的背景・政治的背景を紹介しつつ朝鮮人の暴動襲撃があったという主張である。殺害された朝鮮人はテロリストであり虐殺は無かったという。その肝心の朝鮮人による襲撃の証言は、『明治大正見分史』の引用が1件のみ。火災が広がった理由の放火にしても複数の専門家の意見ならともかく、筆者の推理だけでは到底なっとくできない。2015/09/27

イボンヌ

6
冒頭から大江健三郎氏の批判で始まる。 それもネトウヨのような言説による。批判は後書きにも繰り返し行われているので、この本の主旨のようである。 朝鮮人来襲は、流言飛語ではない。 虐殺者の数はトリックであり、大嘘である。 これがこの本の主旨のようだ。2023/09/23

unpyou

6
都知事追悼文中止の件で読んだのだが、芥川が自死を選んだ原因は『震災の大火の原因は朝鮮人とボリシェビキによる犯行だ』という芥川の自説が菊池寛に「それは嘘だよ君」と否定されたが故の絶望だ!という妄説がいきなり飛び出てクラクラしたものの我慢して読み続け、「関東大震災の際に朝鮮人は本当に暴動を起こしたのであり、虐殺と言われてるのは自衛だった」というこの本の論が当時の新聞記事…流言をまんま書いた、虐殺のトリガーそのもの…に依拠してるのを確認。135pで読むのやめましたが、いやはや、酷かった。2017/10/01

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