内容説明
記憶に新しい余部橋梁列車転落事故の真の原因は何か。人災か、天災かそれとも…通説となった鉄道事故の原因を改めて検証する。
目次
第1話 汽車の転落大事件―箒川橋梁での客車転落事故
第2話 踏切番哀話―馬頭観世音、碑文谷、豊野、松園第三、西梅田一番踏切
第3話 河内駅五五号転轍器のミステリー―制限速度一覧表は教養材料にすぎず
第4話 竹林に墜ちる―橋本小学校修学旅行団の遭難
第5話 機銃掃射―湯の花トンネル東口、成東駅
第6話 吹っ飛んだトンネル―占領下の秘話
第7話 この電車は停まれません―近鉄花園駅での追突事故
第8話 桜木観音―桜木町駅の国鉄電車炎上事故
第9話 須磨と武豊―身を挺した二人の鉄道マン
第10話 六軒駅の通過信号機―参宮線六軒駅事故(その1)
第11話 石碑の人、嗟嘆の人―参宮線六軒駅事故(その2)
第12話 北陸トンネルと「きたぐに」―トンネル内列車火災事故
第13話 但馬・余部・トレッスル―余部橋梁での列車転落事故
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともたか
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こんなにも鉄道事故があったとは。 これらの事故からいろいろと学んだはずなのだが 未だ 事故は無くならない。 鉄道事故しかり 原発事故しかり。 天然災害が事故の引き金かもしれないが それが惹起した 人災による事故。 物事はそれをよく読み解くことが肝要だ。2012/06/20
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
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☆×4.0…読む順番が逆だというツッコミはなしということで…結構古いながらも様々な鉄道事故が出ていて、中には火事で焼きながら息絶えてしまったという凄惨な事故があります。記述は専門的なものがあるものの、なかなか面白かったです。2010/01/15
こうぴー
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鉄道三大事故については扱っていないものの、鉄道事故の歴史をうまく紐解いている本だと改めて感じる。出版後も福知山線事故等が起こるが繰り返してはいけないことである。2021/03/10
こうぴー
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鉄道を歴代の事故から辿ってゆく本であるが、この観点は非常に興味深いし鉄道の脆弱性をよく知ることにもなる。過去のことで知らないことも多いが、大いに勉強になった本。2018/10/04