内容説明
本書は教育学の分野において、ポストモダニズムを本格的に論じた、はじめての試みである。
目次
ポストモダンと教育学の展望
第1部 ポストモダン状況のなかの教育と教育学(教育学の「ポストモダン」体験―日本の場合;ポストモダニズムの教育理論―他者性・悲劇性・冗長性;教育学批判と「学び」論―生徒であることの二つの意味をめぐって ほか)
第2部 ポストモダニズムの思想的系譜(ポストモダンの地平論的考察;危機の思想の布置状況―ハイデガーの決断主義とアドルノのミメーシス論;ポストモダンの人間形成論再考―アイデンティティ形成のパラダイム展開 ほか)
著者等紹介
増渕幸男[マスブチユキオ]
1945年生まれ。現在、上智大学教授。著書、『ヤスパースの教育哲学研究』(以文社、1986年)。『教育的価値論の研究』(玉川大学出版部、1994年)
森田尚人[モリタヒサト]
1944年生まれ。現在、中央大学教授。著書、『デューイ教育思想の形成』(新曜社、1986年)。『教育研究の現在―教育学年報1』(共編著、世織書房、1992年)
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