内容説明
本書は、国家の相対化や国際社会の変容について理論的に分析を加えた上で、事例として各地域に固有の紛争を取り上げ考察するものである。
目次
第1章 脱冷戦後世界の紛争の背景と類型
第2章 「脱戦争」型国際関係はいかに確立されたか―日米関係および欧州からみた三要素
第3章 武装NGOによる紛争
第4章 領土をめぐる紛争―アラブ・イスラエル戦争
第5章 南シナ海の資源紛争と中国―南沙諸島をめぐる対立と協調の錯綜
第6章 ソ連はなぜ崩壊したか―国民形成の失敗と民族紛争
第7章 国家建設原理をめぐる紛争―イスラム主義の挑戦
第8章 脱冷戦後の武器輸出管理
第9章 冷戦終結後の新たな紛争管理―予防外交