出版社内容情報
脳の働きの本質である「最適な行動選択」のしくみを解説し、人工知能の可能性と課題を考える。AI時代の私たちはどう行動すべきか?
内容説明
人は生きる上で常に最適な選択を求められるが、「最適な行動」とは何だろうか?それは、想定する主体や状況によって答えが変わる、正解の無い難問である。本書は、この最適行動の選択をめぐる私たちの脳のしくみと特性を明らかにするとともに、脳の神経回路をモデルとして発達してきた人工知能の可能性とその活用において懸念される問題点について考える。社会がますます複雑化し、AIの活用が進む現代、私たちは自らの脳をどのように生かし、どう行動すべきなのだろうか。
目次
第1章 生命体の目的と脳(生命体の目的;利己的行動と利他的行動 ほか)
第2章 行動選択の神経科学(脳・神経系の役割;知覚と意識の神経基盤 ほか)
第3章 脳と心と人工知能(AI)(人の脳が生んだ高性能情報処理装置;AIと心 ほか)
第4章 個体と社会の成功・繁栄戦略(社会とルール;社会における利害判断のむずかしさ ほか)
著者等紹介
平野丈夫[ヒラノトモオ]
1955年生まれ。京都大学大学院理学研究科教授(生物科学専攻生物物理学系神経生物学分科)。理学研究科長(2017年4月から2019年3月まで)。東京大学医学博士・理学博士。東京大学理学部卒業。東京大学大学院医学系研究科第一基礎医学専攻博士課程修了。東京大学医学部助手、カルフォルニア大学ロサンゼルス校医学部研究員、群馬大学医学部講師、京都大学医学部助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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