内容説明
あなたは毎日すごしている日常空間に満足していますか?“もっと静かだったら安らぐのに”“わたしは静かすぎて落ち着かない”音が変われば空間は変わります。音環境デザイナー・小松正史が自らの仕事を通して極意を伝授。いますぐ取り組めるツールキット付き。カフェやショップ、オフィスなどにも応用できます!
目次
はじめに―どうして音のデザインなのか
1 音のデザイン、思考と技法(まずは、急がないこと;第一段階 音育(音の教育)―音を感じるよろこび
耳は鍛えられる ほか)
2 音が変わると空間も変わる―音デザインの現場から(展望風景を演出する―京都タワー;学校の記憶を蘇らせる―京都国際マンガミュージアム;無作為の音を奏でる―日本庭園へき亭 ほか)
3 音のデザインツールキット(音のデザイン「ツールキット」をはじめる前に;音育―音に共感する;対象空間を選ぶ ほか)
おわりに―音の響きで世界をあかるく
著者等紹介
小松正史[コマツマサフミ]
1971年、京都府宮津市生まれ。環境音楽家(JASRAC会員)・ピアニスト・音育家。明治大学農学部(農業土木・緑地学専修)卒業。明治大学大学院農学研究科博士前期課程(農業経済学専攻)修了。京都市立芸術大学大学院音楽研究科修士課程(作曲専攻)修了。大阪大学大学院工学研究科博士後期課程(環境工学専攻)修了。博士(工学)。音楽だけではない「音」に注目し、それを教育・学問・デザインに活かす。学問の専門分野は、音響心理学とサウンドスケープ論。環境音楽を制作し、ピアノ演奏も行う。多数の映像作品への楽曲提供や音楽監督を行う。また、京都タワー・京都国際マンガミュージアム・京都丹後鉄道・耳原総合病院などの公共空間の音のデザインを行う。聴覚や身体感覚を研ぎ澄ませる、独自の音育や耳トレ!のワークショップも、全国各位で実践。2020年現在、京都精華大学ポピュラーカルチャー学部教授、京都芸術大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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