出版社内容情報
らい予防法によって離散の憂き目にあってもなお、心を通わせ支えあってきた家族。彼らの人生に私たちは何を学ぶのか。
福西征子[フクニシユキコ]
著・文・その他
内容説明
らい予防法による強制隔離のため離散した一家の、断ちがたい愛と絆、そして確執。長いらい予防法の時代を経て、予防法廃止、ハンセン病国家賠償請求訴訟勝訴(熊本地裁判決)など、昭和・平成の波乱の時代を生き抜いた三人兄弟にインタビュー。彼らの人生に私たちは何を学ぶのか。
目次
社会復帰者として生き抜いた人生―「自分を信じて生きたこれまでの人生に悔いはない」(語り 藤崎康年さん)
らい予防法によって破壊された人生―「外来診療の途が開けていたら、別の人生があっただろう」(語り 藤崎幹夫さん)
全療(患)協運動と共に歩んだ半生―「この時代まで生き延びた者の背負うべき責務」(語り 藤崎陸安さん)
解説 ハンセン病療養所の医師として―移りゆく療養所の現状のもとで
資料
著者等紹介
福西征子[フクニシユキコ]
1945年福島県会津生まれ。1969年福島県立医科大学医学部卒業。1980年京都大学医学博士。京都大学小児科および皮膚病特別研究施設を経て、1978年から大島青松園、国立駿河療養所、多磨全生園などの国立ハンセン病療養所勤務。1992年国立療養所松丘保養園副園長、1994年同園長、2013年同名誉園長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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