出版社内容情報
日本人は魚を昔からよく食べる。その魚に対して、どのように関わってきたのか。また、各国への影響はどのようなものかを検討しつつ、これからの日本の漁業のありかたを探る。
1.魚を食べる日本人
(1)日本人の食と魚
(2)魚食の地域性
(3)水産加工業と魚食
(4)魚食の構造変化
(5)輸入に依存した魚食
2.魚の供給構造――主要魚種を事例として
(1)エビ――アジアのマングローブを食べる
(2)マグロ――マグロ資源と便宜置籍船
(3)ウナギ――日本から台湾へ、台湾から中国へ
(4)アジ――ドーバー海峡のアジを食べる
(5)ノリ――贈答品需要からコンビニ需要へ
3.第2次大戦後の日本漁業を見る
(1)マッカーサーライン等の漁場規制
(2)遠洋漁業の拡大
(3)養殖漁業の発展
(4)栽培漁業の開発
4.200カイリ体制と水産基本法
(1)200カイリ体制への歩み
(2)国連海洋法条約の発効
(3)水産基本法の制定
5.魚と食と日本人のために
(1)水産資源の維持・増大
(2)海、山、川の連携
(3)魚の安全性
(4)魚食の豊かさを求めて
目次
1 魚を食べる日本人(日本人の食と魚;魚食の地域性 ほか)
2 魚の供給構造―いくつか魚種を事例として(エビ―アジアのマングローブを食べる;マグロ―マグロ資源と便宜置籍船 ほか)
3 第2次大戦以後の日本漁業をみる(マッカーサーライン等の漁場規制;遠洋漁業の拡大 ほか)
4 200カイリ体制と水産基本法(200カイリ体制への歩み;国連海洋法条約の発効 ほか)
5 魚と食と日本人のために(水産資源の維持・増大;海、山、川の連携 ほか)
著者等紹介
増井好男[マスイヨシオ]
1941年静岡県生まれ。東京農業大学農学部農業経済学科卒業。同大学助手、講師、助教授を経て国際食料情報学部教授、現在にいたる。博士(農業経済学)
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