私は本屋が好きでした―あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏

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私は本屋が好きでした―あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏

  • 永江 朗【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 太郎次郎社(2019/12発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784811808390
  • NDC分類 023.1
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ヘイト本がつくりあげる〝憎悪の棚〟を直視し、熱くもなければ、かっこよくもない、書店と出版の仕事の実像を明らかにする。

内容説明

仕事だからつくる。つくられたものは流通させる。配本が多いから書店は平積みする。しくみに忠実な労働が「ヘイト本」を生み、そして、本屋の一角で憎悪を煽ることを“普通”のことにした―。

目次

すこし長いまえがき―不愉快な旅だちのまえに
1 ヘイト本が読者に届くまで(町の本屋のリアル―書店経営者座談会;チェーン書店―個人の意思だけでは決められない;出版取次―まったくの透明な装置;出版社―「売れるから」と「売れなくても」;編集者―かなりの部分、仕事だからやっている;ライター―願望をなぞり、陰謀をほのめかす)
2 ヘイト本の現場を読み解く(川上から川下まで―出版界はアイヒマンか;書店への幻想―書店員は本を選べない;取次の岐路―いまのままでは維持できない;出版社の欺瞞―だれも責任をとらない;ネットと本とマスメディア―刷りこまれる嫌悪感)
すこし長いあとがき―変わらなければ、滅ぶだけ

著者等紹介

永江朗[ナガエアキラ]
1958年生まれ。ライター。書籍輸入販売会社のニューアート西武(アールヴィヴァン)を経て、フリーの編集者兼ライターに。90~93年、「宝島」「別冊宝島」編集部に在籍。その後はライター専業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜長月🌙@5/19文学フリマQ38

65
「好きでした」と過去形になっています。あなたはヘイト本、正確には『差別を助長し、少数者への攻撃を扇動する憎悪に満ちた本』をどう思いますか。表現の自由があり、法で禁じる事は得策ではありませんが作者や出版社、書店はどう思って販売しているのでしょう。インタビューもはさんでドキュメンタリー調に深掘りされ、業界の構造的な問題に行き当たります。けれど最近の独立系個人書店(セレクト書店)ではオーナーの目利きによりヘイト本が多くの場合、排除されているのには希望が持てます。2023/05/17

おさむ

41
嫌韓本や嫌中本などのヘイト本は未だそこそこの出版点数があり、中高年男性を中心に買われている。筆者は、それを出版業界の構造的な問題と説く。一定の部数を見込めるから出版する出版社。書店への見計らい配本、質を問わず自転車操業で大量の本を作り続ける編集者、無批判に、無自覚にその本を販売する書店‥‥。関係者全員がアイヒマンだと。普通の人たちがただ従順に現状を肯定する事がユダヤ人虐殺という大犯罪につながった。それと同じ構図だという。たまたま私が行く本屋はその手の本を置いてないので、私は今でも本屋は好きです。2020/02/23

oldman獺祭魚翁

40
実は昨年末に読んでいたのですが、ちょっと書評に時間がかかりましたので、時間がかかりました。ヘイト本、かなり数を減らしましたが、まだ懲りずに本屋に並んでいます。そこで、書店員まで含めて「アイヒマンになるな」はいきすぎではないでしょうか?「今の書店員は、作業員」だという記述がありますが、作業員にならざるを得ない現状を、何とかすべきだと思うのです。配本と再版ルールが有る限り、小さな書店は生き残れないでしょうね。2020/01/14

いちろく

39
紹介していただいた本。著者が提示するヘイト本に関しての説明はあったけれど、本に対するヘイトの感じ方は人それぞれであり十人十色の部分もあるので、出来る限り客観視しながら読むように意識した。と気をつけた程、出版社から書店までの本の流れに関して描かれた内容に、夢中になってページを捲っていた。本に関わる仕事に就いた事がない私には、初めて知る内容も多く驚きの連続だった。特に、書店ヒエラルキーに関しての説明や考察、本屋大賞に関しての問題点の指摘は、心の何処かで気になっていた疑問でもあり納得出来た部分もあった。2021/01/31

37
うーんこの出版業界。本書を読む限り歴とした主義主張のある人は意外に少なく、データ的に何となく売れそうな本を右から左に流してる印象。結果、書店は没個性的になり、ヘイト本が湧いては消える。このままだとネットと比べた書籍の良さ・信頼感が損なわれそうで読んでて暗澹たる気持ち。その辺のところを「出版界はアイヒマンだらけ」と表現していてなるほどと思った。とはいえこんだけヘイト本ヘイト本言うならヘイト本の定義は示してほしかったかも。あと表紙がちょっと残念。松田さん、「独裁者のデザイン」の装丁は抜群のセンスだったのだが。2022/07/05

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