出版社内容情報
電気通信大学の教員スタッフによるスポーツ・健康科学論テキスト。健康とはなにか、をはじめとして、体力論、疾病予防論、運動処方論、メンタルヘルス論、運動文化論、ヘルスマネジメント論、トップアスリートの健康論と、必要なテーマについて詳解。
第1章 健康を考える
1 健康についての意識
2 健康の把握
3 健康の定義 他
第2章 疾病予防論
1 感染症
2 生活習慣病
第3章 メンタルヘルス論
1 精神の正常と異常―健康と病気
2 心身相関
3 精神障害の分類 他
第4章 ヘルスマネジメント論
1 「健康」を学ぶ意義
2 健康の社会的マネジメント
3 我が国の動向 他
第5章 体力論
1 体力とは何か
2 体力診断
3 青少年の体力 他
第6章 運動処方論
1 運動処方の考え方
2 運動処方の実際
3 運動処方の現実と課題
第7章 運動文化論
1 身体運動と文化
2 運動・スポーツの文化と思想
3 現代のスポーツ・身体運動
第8章 トップアスリートの体つくりと健康
1 トップアスリートの体つくりと健康
2 ドーピングコントロールと健康
3 トップアスリートの体格と体力(資料)
本書は、健康に関わる様々な問題を取り上げ、現在あるいは未来に向かって生きていくためにはどのように考えればよいかを著したものである。
「第1章 健康を考える」では、人間にとって健康を考えることの意味を問題にし、「第2章 疾病予防論」では関わることが予想される疾病を取り上げ、その対処を考え、「第3章 メンタルヘルス論」では心の健康とその保持を取り上げ、「第4章 ヘルスマネジメント論」では社会と健康の関わりと健康を個人としてどのように管理していくかの問題を取り上げた。
第5章以下は健康の基礎となる体力を視座に置き、「第5章 体力論」では体力の把握とその方法を示し、「第6章 運動処方論」では具体的な体力増進のための方法を示し、「第7章 運動文化論では運動のもつ文化性に着目し、運動の意味を問い、「第8章 トップアスリートの健康論」では洗練された文化形成の担い手であるトップアスリートの身体つくりと健康に着目した。