南海トラフ地震の真実

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南海トラフ地震の真実

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  • サイズ 46判/ページ数 245p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784808310882
  • NDC分類 453.3
  • Cコード C0036

内容説明

「南海トラフは発生確率の高さでえこひいきされている」。ある学者の告発を受け、その確率が特別な計算式で水増しされていると知った記者。非公開の議事録に隠されたやりとりを明らかにし、計算の根拠となる江戸時代の古文書を調査するうちに浮かんだ高い数値の裏にある「真実」。予算獲得のためにないがしろにされる科学―。地震学と行政・防災のいびつな関係を暴く渾身の調査報道。科学ジャーナリスト賞で注目のスクープを書籍化!

目次

第1章 「えこひいき」の80%
第2章 地震学者たちの苦悩
第3章 地震学側vs.行政・防災側
第4章 久保野文書を追う
第5章 久保野文書検証チーム
第6章 地震予知の失敗
第7章 地震学と社会の正しいあり方は

著者等紹介

小沢慧一[オザワケイイチ]
1985年生まれ。2011年、中日新聞(東京新聞)入社。横浜支局、東海報道部(浜松)、名古屋社会部、東京社会部司法担当などを経て、同部科学班。20年に連載「南海トラフ80%の内幕」で「科学ジャーナリスト賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

95
南海トラフ地震については以前からかなりの確率で起きるということが言われてきました。その都市伝説のような話をきちんと整理してくれたのが東京新聞連載のこの本です。南海トラフ地震や富士山噴火のメカニズムについて解説してくれるのはありがたいと思うのですが、識者がその確率をいかにも本当であるかのように言うのは大手マスコミが地震連絡会や政府に忖度するような感じでジャニーズと同じような感じを受けました。それよりも今回の能登半島地震や、千葉県の地震の予知の方が重要だと思いますが。いい本でした。2024/03/23

よしたけ

58
30年以内の発生確率8割とされる南海トラフ地震が根拠薄な論理によるもので2割程度の可能性がある。地震予測標準は過去発生間隔に基づく単純平均モデルだが、南海トラフはプレート歪み具合に基づく時間予測モデルにより、裏付け論文の根拠が弱く、江戸から明治に収集された不明瞭なデータに基づくという。多くの著名学者も疑問を呈したが、役人から「確率を下げると防災意識下がる」と圧力が。災害備えは重要だが、国民は正確な数字・根拠を知る権利があるし、他地域が相対的低確率に見え防災意識に影響する弊害もある。今後の動向を注視したい。2024/04/03

ぐうぐう

39
人は安心を求めるものだ。安心したいという強い意識がバイアスを生じさせ、間違った方向へ自身を導いてしまうことがある。それにブレーキをかけるのが科学であるはずなのだが、その科学が怪しさを伴っているとすれば……。本書は、30年以内に70〜80%の確率で起こるとされる南海トラフ地震が、高い確率を出すべく、特別な方法で算出された数値であり、他の地震の発生確率と同様の方法で計算すれば20%程度に下がることを暴いている。採用された予測モデルの危うさもさることながら、(つづく)2023/10/25

えすてい

20
中日新聞読者で書籍化前の連載を読んでいたので、改めての特段の驚きはない。新聞で暴露された時も「やっぱりな」という感覚だった。地震学も防災も「(自然)科学」ではなく、メンツと予算獲得の「政治」なのである。政治のためなら不都合な古文書の隠蔽改竄・計算式の母数や定義も「政治」で動くのである。中日新聞連載以来黙殺状態が続いたが、最近になり週刊誌でも取り上げられることも少しは出てきたが、それでも週刊誌では相変わらず週刊誌御用達「地震学者」による「◯月にスーパー南海地震地震発生」と煽るのが相変わらず蔓延っている。2024/04/08

はるわか

13
地震大国日本はどこでも地震が起きる可能性が高い。現在の地震学の実力では将来の地震発生は見通せない。南海トラフ地震の確率はいいかげんな根拠に基に水増しして(室戸港の古文書をもとにした時間予測モデル)政治的な決められ方をしている。南海トラフ地震が防災(国土強靭化計画)予算獲得の都合から「えいこひいき」されて確率が高く示されるあまり、全国の他の地域の確率が低く捉えられ油断が生じ、むしろ被害を拡大させる要因に。確率が低いとされた場所で地震発生(1995阪神淡路、2004中越、11東日本、16熊本、18北海道)。2024/04/08

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