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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
42
リチャード・ロイド・パリー著の『黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』(濱野 大道訳 早川書房)を読んでいたら、本書への言及があった。日本の皇室ウオッチャーなら誰でも知っている、けど、敢えて見て見ぬふりをする日本のマスコミ。これほどの非人道的な苛めが見過ごされている。日本人なら、必読の本だよ。読んでほしいな。2015/11/03
トムトム
21
外国の方が書いた本。つらい思いをたくさんされた雅子さま。今の活躍を見ると、心から応援したくなります。愛子様の成年行事を見て泣けてしまう涙腺ヨワヨワ人間です。右とか左とかはよくわかりませんが、私は天皇陛下万歳!2019/07/24
D21 レム
20
8年前の本だが、今も状況はそんなに変わっていないのかな。悪い記述もたくさんで、真実はわからないが、この本のただひとつの救いは、皇太子が今もいちずに雅子妃を思う気持ちがあるという部分。冷静に考えるなら、皇族が受ける人権侵害に耐えられる人物、という観点を皇太子も持って結婚相手を決めるべきだったのか。でも皇太子は、皇族でない母に、普通のあたたかい愛情という、皇族が知らなかったものを与えてもらって育ったのだ。救いは1つ、皇后から受け継いだ皇太子の愛が、雅子妃をよみがえらせる力になることを祈るばかりだ。奇跡的に。2015/03/26
九曜紋
14
再読本。2007年刊。雅子皇后の皇太子妃時代の苦難の記録。著者はオーストラリア人なので、皇室に対する敬意の概念が日本人とは異なり、それ故にここまで忖度のない本が書けたのだろう。それがいい事か悪い事か、また真実なのか憶測なのかは別として。皇太子妃にならなければ優秀な外交官としてキャリアを積めたであろう雅子さま。訳者が書いているように、これは人権侵害の記録なのだろう。一時、酷かったバッシングにも耐え、皇后になられてからの笑顔と外交の面でのご活躍を拝見し、これからのお幸せを祈らずにはいられない。2021/01/13
hikarunoir
6
「黒い迷宮」補遺として手に取る。だがただ息苦しく、胸が痛むだけの一つの才能が潰され、蹂躙の再生産が繰り返されるシステムと生贄の記録だった。2022/03/24