内容説明
東京の古い道というと、江戸時代の五街道や大山街道など。しかし、東京の歴史はもっと古い。中世・戦国時代の鎌倉街道、奈良・平安時代の古代東海道、府中と品川を結んだ品川道などがある。東京の古道をどこまで遡れるか、本書はそんな観点から東京の様々な道を辿り、古道を再発見し楽しむ歴史散歩ガイド。
目次
第1章 東京の古道をめぐる(東京の古道概要)
第2章 東海道編(東海道の歴史;旧東海道を辿る ほか)
第3章 鎌倉街道編(鎌倉街道は何本もあった;鎌倉街道中道 ほか)
第4章 府中道編(武蔵国国府から延びる道;品川道を辿る ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひで坊
2
面白かった。現代の地図と古地図両方掲載されてるのが良いです。2010/05/05
讃壽鐵朗
1
ガイドブックとしてとても参考になるが、もう少し大きい版で出して欲しかった2014/03/05
kyokochin
1
デジタルライターとしてIT系サイトで活躍中の著者による散歩本。 この手の本は馴染みのある場所でないと面白くないものだが、本書はそうではなかった。江戸時代以前の古道というテーマと、著者の文章力によるものか。決して歴史の専門家ではない著者が趣味丸出しで書いた文が、却って共感を覚えた。東京にも浅草寺など奈良時代以前から続いている神社仏閣が結構あるものですね。 面白かったです。2014/01/25
鈴木小
0
すごく面白く読めました。実際に歩いてみたい。ただ本のつくりとして文庫本というのは厳しい。上半分に地図があってその下に文書があると楽しく読め、見ながら歩けそうです。2017/11/25
χ
0
当たり前の事だけど道は地形に影響されて作られたんだな。アスファルトで整備され周りが建物だらけだと思いもしない。よく知ってる道の必然性みたいなものを知ると納得するしそうきたか、という感動がある。現在と明治初期の地図が載ってて見比べると変わってる所と変わってない所がありどちらも何となく感慨深い。歴史に触れられ昔への妄想も出来てワクワクする。寺社や墓が海沿いに多いのは素朴な感性からきてるのだろう、と思えた。地形図をもっと見たくなった2015/08/08