絵画論

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  • サイズ A5判/ページ数 130p/高さ 21X16cm
  • 商品コード 9784805501757
  • NDC分類 720.4
  • Cコード C3071

出版社内容情報

ルネサンスの絵画芸術観に指導的な役割を果した「絵画論」の全訳に注釈と解説を収めた西洋絵画の古典。

内容説明

イタリア・ルネサンス期の万能人、アルベルティからブルネレスキに奉げられた本書は、西欧絵画の芸術観―空間の認識―について指導的な役割を果し、以降現在に至るまで芸術の本質を理解するに不可欠の史料の完訳。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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塩野七生さんの著書で知った、万能の人アルベルティ。彼の絵画論が三つの章で展開されている。点、線、面についての記述から、絵画は「輪郭」「構図」「光」の三つから成立するということ、自然からすべてを学び情熱的に研究することなど、絵画をするにあたっての心構えが、堂々たる語り口で端的に述べられている。数学を重んじているのが興味深かった。今はコンピューターの普及によってグラフィックデザインなど容易な部分もあるが、そうした機器が存在しなかった当時、建築にもすぐれた彼の技量はいかほどだったろうと、逆におそろしくなった。2015/10/08

Yosuke Saito

0
美術史研究の基本資料。短いので目を通すだけなら時間はかからない。2011/11/30

だん

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物体とは複数の面の組み合わせである、光と影の関係、とにかく観察しろ、人に好かれる凡人のほうが嫌われる天才よりも仕事がもらえる、など「絵がふつうに上手くなる本」(よー清水著)と同じようなことを書いていることに途中で気付いた。アルベルティ自身による図解がないことが唯一にして最大の欠点(この時代は図版なしが当たり前だったらしい)なものの、個人的にはアルベルティの説明の仕方は非常に好み。2023/09/07

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