出版社内容情報
森に住むリトヴェアル族の問題を解決し、竜神として親しまれるようになったイルシア。ところがある日突然、集落の巫女が亡くなったと聞かされる。犯人は貴族が率いる私兵団“餓えた狩人”。伝説の魔物“カーバンクル”を捜しているようだが、残忍を極める彼らは情報収集しながら罪のないリトヴェアル族を惨殺していた。リトヴェアル族と協力しつつ、私兵団に立ち向かうイルシアだったが、そのなかで俺は一体のドラゴンと遭遇する。“それ”は、ドラゴンというにはあまりにも歪で不気味で、まるで悪魔のような化け物で――。
内容説明
竜神派と反竜神派の不和の原因を取り除き、リトヴェアル族に親しまれるようになった俺。ところがある日突然、神竜派の巫女の訃報を聞かされる。しかも集落では飲み水に毒が混入され、体調不良者が続出していた。犯人はアーデジア国の貴族・トールマン率いる私兵団“餓えた狩人”。伝説の魔物“カーバンクル”を捜しているようだが残忍を極める彼らは、森で情報収集しながら罪のないリトヴェアル族を惨殺していく。一大窮地を脱するべく竜神派と反竜神派の協力を取り付け、餓えた狩人の曲者たちと戦いながら森を駆けめぐる俺。そのなかで俺は一体のドラゴンと遭遇する。“それ”は、ドラゴンというにはあまりにも歪で不気味で、まるで悪魔のような化け物で―。書き下ろしストーリー「とある少女の王都への旅路」を収録！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゅんぽろ
1
前巻からちょこちょこ出ていたトールマン、こういう奴は許せない。人間の醜さの集大成、アビス以下だ。アザレアの忠誠が勿体ない。まあ自業自得の最期だな。アロの心残りも晴れたし竜神様の役目も一段落、人間の軍団とこれほど派手に戦っちゃったらやっぱり長居はまずいよね。仲間も増えて、次は何処へ行くのかな。早く黒蜥蜴達と再会させてやりたいよ。2018/05/17
