内容説明
日本軍が行った諜報戦と謀略の真相に迫る。
目次
第１章 実在した特務機関と部隊の実体（ソ連の脅威を探ったシベリアの諜報機関―ハルビン特務機関；対英勢力への支援を目的とした工作組織―Ｆ機関 ほか）
第２章 日本の歴史を動かした陸海軍の派閥と組織（五・一五事件を引き起こした海軍将校の集まり―王師会；クーデター未遂事件を引き起こした陸軍中堅の集まり―桜会 ほか）
第３章 極秘作戦を遂行したエリート軍人たちの素顔（次代を担うと期待された陸軍の秀才―永田鉄山；関東軍を指揮した若きエリート―石原莞爾と板垣征四郎 ほか）
第４章 知られざる日本軍の情報戦略（諜報部員養成所の実態とは？―陸軍中野学校；協力者を見つけ出し地道に情報を収集―大使館付武官たちの諜報活動 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かみいゆ
2
軽く読めると思い購入したコンビニ本。だが侮るなかれ、なかなかの情報量。本書は特に諜報方面の組織や構造に重きを置いている。資料本としては心許ないが、調べもののとっかかりとしてはかなりいいほうだと思う。コストパフォーマンスも含め。詳しい人なら物足りないと思うが、私のようなにわかにはとてもいい読み物でした。2020/05/17
