内容説明
逆ハーフタックスという税金対策、孫養子で相続税を節税、「タワマン節税」の落とし穴、プライベートカンパニーの設立…など、大小70種以上の手口を収録。2016年までの税法改正に対応。気になるマイナンバー制度も解説。
目次
序章 知っておくべき脱税の基本
第1章 ニュースで読み解く最新脱税事情(宗教団体を隠れ蓑にした―開運商法業者の脱税;落語家など7人を逮捕―寄付を偽装した脱税 ほか)
第2章 発覚率から見る脱税の手口(脱税のスタンダード―収入除外;脱税方法の双璧―経費の仮装 ほか)
第3章 マイナンバー制度で税金はどう変わる?(マイナンバー制度の真の狙いは?;富裕層に甘かった日本の税制 ほか)
第4章 “税金の番人”税務署を知る(税務調査の狙いとは?;どういう納税者が狙われるのか? ほか)
第5章 知れば使える節税対策最前線(節税効果は都市伝説?―タワマン節税の盲点;会社をつくれば資産が守れる―非公開会社の節税策 ほか)
著者等紹介
大村大次郎[オオムラオオジロウ]
1960年生まれ、大阪府出身。主に法人税担当調査官として10年間国税庁に勤務する。現在は経営コンサルタントの傍ら、ビジネス・税金関係の執筆を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Taka
3
税金の負担率がもっとも高いのは中間層以下のサラリーマン。タワマン節税はデマ。トヨタは何故税金を払っていなかったのか。受け取り配当の非課税制度。政治献金は税制を簡単に変える。脱税、重加算税は、仮想隠蔽がなされたものにかかる。ほとんどは脱税ではなく、当局との見解に相違があったという状態。慌ててやるから脱税は失敗する。税務署もノルマがあったり、徴収するのはメンタル的に厳しそうだったり大変だな。富を残すには税金を払わないことも重要。勉強は節税への道。勉強しないと税金納める側に回るので、このシリーズは全部読みたい2021/02/17
wadasnch
0
脱税ネタを、実際にはやらないにせよ、小ネタとして知っておいて損はない。世に知られた節税策へのダメ出しも参考になった。2016/03/10