出版社内容情報
石けんや洗剤、化粧品をはじめ、クルマ、建築、印刷、農漁業、医療など幅広い産業で使われている「界面活性剤」の基礎とその働き、安全性などを200点におよぶ図や写真を使いながらわかりやすく解説していきます。
内容説明
清潔・快適の鍵。新型コロナ対策にも有効な化学物質の作用と機能!日常生活から様々な産業での役割まで。
目次
第1章 界面活性剤の基礎
第2章 界面活性剤の種類
第3章 界面活性剤の性質
第4章 界面活性剤の溶解
第5章 界面活性剤とコロイド
第6章 界面活性剤の応用
第7章 界面活性剤と生体機能
第8章 界面活性剤の新しい機能
著者等紹介
齋藤勝裕[サイトウカツヒロ]
1945年生まれ。1974年、東北大学大学院理学研究科博士課程修了。現在は名古屋工業大学名誉教授。理学博士。専門分野は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学。著書・共著・監修本は200冊以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
me
7
レポート作成のために一読✌️ よく分かりました!なぜ洗剤で汚れが落ちるのか、界面活性剤とはなんなのか。 ありがとうございます!(´▽`)2022/12/31
uotake
2
界面活性剤のプロセスについて紹介されており、学生時代の講義を思い出しながら目を通した。界面活性剤には疎水基の炭素数とHLB値(親油親水バランス)という因子がある。前者は炭素数が大きいほど、疎水性相互作用によりミセルを形成しやすい。後者はこの値が大きいほど水に分散しやすい。洗剤はこれらの要素を上手く調整し、油汚れを効率良く除去できるようにしてある事を改めて理解した。洗剤以外に食品、化粧品、消火器、コンクリート、印刷物、界面活性剤が含まれており、現代の生活には欠かせないものであることを十二分に知った。 2023/03/29