オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784797671087
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0075

出版社内容情報

なぜ彼は人を動かせるのか。
Jリーグ、ジェフ千葉の監督イビツァ・オシム。厳しさとユーモアに溢れる言動は、選手はもちろん、サッカーファンの心をわしづかみにする。サラエボから来た名将が日本人に伝えたものとは。

内容説明

Jリーグ屈指の美しい攻撃サッカーはいかにして生まれたのか。ジェフ千葉を支えた名将が、秀抜な語録と激動の半生から日本人に伝えるメッセージ。

目次

第1章 奇妙な挨拶
第2章 イタリアW杯での輝き
第3章 分断された祖国
第4章 サラエボ包囲戦
第5章 脱出、そして再会
第6章 イビツァを巡る旅
第7章 語録の助産夫
第8章 リスクを冒して攻める
第9章 「毎日、選手から学んでいる」

著者等紹介

木村元彦[キムラユキヒコ]
1962年、愛知県生まれ。中央大学文学部卒。ノンフィクションライター、ビデオ・ジャーナリスト。独立映画制作会社「疾走プロダクション」を経てフリーに。アジア、東欧の民族問題を中心に取材・執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

126
サッカーのジェフ市原:千葉を優勝に導いた監督 ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ出身。 日本の代表監督にもなっている。 オシム本で、一番よく売れている本。 海外から日本に来た監督は多く、自筆の本を出している方もおみえだ。 サッカーの監督は、スポーツ記者が書いた本もたくさんある。 スポーツ記者が書いた本は、3冊読むと、うんざりしてくる。 2冊程度は、教養のために読むようにしている。 本書は、オシム本のなかではお勧めの1冊。2014/05/07

TATA

44
サッカー元日本代表監督であるオシム氏の半生を綴る。哲学者であり教育者、そして信念の人。インタビューでの独特の言葉の使いまわしから面倒くさい御仁というイメージだったが、確かに本作を読むと筋金入りだ(笑)。良質なスポーツドキュメンタリーの部分は「Number」のようであり、複雑なバルカン半島の政治にも触れられ、読み応えのある一冊でした。代表監督のオシムさんをもっと見たかったと改めて思います。2020/04/03

テクパパザンビア

38
面白かった。NHKのサンデースポーツで紹介してたので読んだ。ユーゴスラビア分裂やボスニア紛争など勉強になった。オシムさんはまだ存命だとは知らなかった…失礼。通訳の間瀬秀一さんの活躍に期待したいです。2020/04/25

ぺぱごじら

32
『ドーンと蹴ってわーっとやったらエエねん』的サッカー観に合理的仕組みや規律を持ち込んだのは、ハンス・オフト監督。日本中が今や戦術家だ。それから約10年。病に倒れ完遂は成らなかったが、明らかに日本のサッカーに『献身』という観念を植え付けレベルを一段押し上げたのが、イビチャ・オシムだった。彼のユニークな言動と、『5民族4宗教3言語2文字の1国』ユーゴ紛争前後の代表チームを纏め上げた実力の背景に迫る人物伝。ユーモアの迷彩に包まれた彼の心を推し量ることは難しいが、彼の立場におかれた自分ならと想像することはできる。2012/11/02

ogak_

23
Jリーグのジェフ千葉や日本代表の元監督オシムさんのノンフィクション本。オシムさんが試合後に語るインタビューが、精神論や技術論に偏る他のスポーツ指導者と異なり、深い意味を暗示する内容で注目された。オシムさんの言葉はサッカーの域を超え、大げさに言えば、人生論にも聞こえた。その背景には、オシムさんが生まれ育った環境やユーゴ紛争、ボスニア内戦、家族離散等々苦境と対峙してきた事が関係していた。チームが苦境に立った時「作り上げることは難しい。でも、作り上げていく事の方がいい人生だと思いませんか?」の言葉が心に響いた。2018/05/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/575532
  • ご注意事項