内容説明
製薬会社には、品質を作り込む人、管理する人、保証する人、売り込む人、経営の立場で携わる人などさまざまである。医薬品の歴史を通じて、偽薬と本物の相剋から、やがて純粋の追求に移り、ハードの医薬品がソフトの情報と一緒になり、適正な使用があって良い品質の評価を受ける長い旅路を案内している。
目次
第１章 薬の始まりと産地
第２章 江戸時代の偽薬
第３章 江戸時代における製薬現場
第４章 明治新政府の医薬品行政
第５章 日本薬局方の制定と品質
第６章 海人草とサントニン
第７章 ペニシリンとＱＣ（品質管理）
第８章 国際化と医薬品の安全性・有効性
第９章 現代における生薬の品質
著者等紹介
服部昭［ハットリアキラ］
１９３６年大阪府生まれ。名古屋市立大学薬学部卒。藤沢薬品工業（株）に入社。医薬品商品化計画、包装設計に従事。薬学博士。技術士（生産管理）。その間、神戸大学にて法学を学ぶ。現在、小西製薬（株）。龍谷大学経営学部非常勤講師、医薬品商品学を担当
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