内容説明
時は2039年、未来のゴッサムシティで一人の連邦警察官が殺害された。ワシントンが誇る世界最高の機密部隊が容疑者を追うなか、元ゴッサム市警本部長の孫にあたるゴードン警部は、独自の捜査を開始した。そして彼は、その容疑者が存在してはならない男だという事実にたどり着く。この暗澹たる未来には、政府の陰謀、超能力警察、ホログラム通信が満ちあふれ、プライバシーなどない。あらゆる人間があらゆることを知っている世界に“秘密の正体”などありえないのだが…唯一の例外があった。それは、人々が忘れ去ってしまった過去の英雄バットマンの存在だった。闇の騎士はこの事件の容疑者とされるが、誕生から100年後のこのゴッサムにバットマンは生きているのか?本当に彼が犯人なのか?アイズナー賞2部門(ベスト・リミテッド・シリーズ部門|ベスト・ライター/アーティスト部門)に輝いた、稀代のアーティストであるポール・ポープとホセ・ビラルビアが描いた表題作のほか、『ベルリン・バットマン』『ティーンエイジ・サイドキック』『ブロークン・ノーズ』も同時収録!
著者等紹介
ポープ,ポール[ポープ,ポール] [Pope,Paul]
ニューヨーク在住のカートゥーニスト。アーティスト、デザイナーとして世界的な知名度を誇る。1990年代初頭からコミック業界を中心に活動しているが、イタリアの服飾ブランドであるディーゼルやアメリカのDKNYでも数多くのプロジェクトを手がけている。2010年、アメリカ芸術評議会によりマスター・アーティストの称号を授与され、同評議会の顧問となっている。2010年に発表した短編コミック『ストレンジ・アドベンチャーズ』は、誰もが憧れる全米漫画家協会のルーベン賞(ベスト・コミック部門)を受賞した
ビラルビア,ホセ[ビラルビア,ホセ] [Villarrubia,Jos´e]
ハーベイ賞の受賞歴があるアーティスト。出身はスペインのマドリッドだが、人生の大半をボルチモアで過ごす。画家として修練を積み、10年以上前から世界各地で展覧会を開催するほどの一流カメラマンでもある。1994年以降、コミック業界でカラリストおよびフォト・イラストレーターとしての活動を始めた。主にDC、バーティゴ、マーベル、ダークホースで働くことが多いが、他のコミック出版社とも幅広く付き合っている。メリーランド美術大学で20年近く講師を務めた後、イラスト部門の部長の座に就いた
高木亮[タカギアキラ]
翻訳家。1967年生まれ。三重県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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