出版社内容情報
半世紀にわたり、のびやかなデザインと描き文字で、表情ゆたかに本を彩ってきたデザイナーが描く愉快な〈仕事〉と〈日常〉。
京城(現ソウル)で生まれ、東京、そして小豆島へ。いつでも自由自在に新たな活動の場を模索してきた。文字や装丁のこと、舞台美術やポスターのこと。劇場プロデュースや展覧会のこと。先輩や後輩のこと、友人のこと、そして家族のこと……。昨日から今日、そして明日を気ままに行き来しながら綴るエッセイ集。
まえがき
●ちょっと甲賀
ちょっと甲賀
ブックデザインという仕事
装丁? 装幀?
再三再四「文字」のこと
タイポジャンチ・イン・ソウル
黄色と紫
小豆島へ来てからの仕事
月光荘のスケッチブック
受賞のことば
●きょうかたる きのうのこと
展覧会の打合せ
武蔵野美術大学美術館・図書館
ムサビ時代
六月劇場
舞台装置
シルクスクリーンのポスター
晶文社社長、中村勝哉氏
『ワンダーランド』
『山猫の遺言』
『水牛通信』
「植草甚一スクラップ・ブック」
『本郷』
『カンポンのガキ大将』
『同志!! 僕に冷たいビールをくれ』
『父』
鎌田慧の記録
『大きな顔』
シリーズ日常術『平野甲賀〔装丁〕術・好きな本のかたち』
『武装島田倉庫』
リトグラフ架空装丁
コンピュータを使いはじめる
『怪物がめざめる夜』
『日本語の外へ』
『残光』
コウガグロテスク
イラストレータ
漫画家・松本大洋
あるひ小島武と
長新太の視線
「絵本ワンダーランド」
プリントゴッコ
シアターイワト
武井武雄の図
鶴見俊輔先生
津野海太郎様
サイトウの死にさいして慌てたツブヤキ
ただいま漂流中
オドラデク
『見立て狂い』
『お見立て』
長谷川四郎さんの絵
「木六会」
『東京昭和十一年』
渋谷さんのピアノ
息子の仕事
父親のこと
姉マーちゃん
映画少年
映画館に居る
和田誠さん映画談義
イワト映画の時間
●風が吹いてきたよ
猫がきた
御塩のカバちゃん
島の財産
タコのまくらと満月バー
島で話そう
小沢信男様
祖父江慎くんの作業
高知の画家
風が吹いてきたよ
餅つき
あとがき
【著者紹介】
1938年生まれ。武蔵野美術学校デザイン科卒業。グラフィックデザイナー、装丁家。高島屋宣伝部、京王百貨店宣伝部を経てフリーデザイナーとなる。64年から晶文社の装丁を手がける。73年「ワンダーランド」創刊。78年「水牛通信」「水牛楽団」参加。84年「講談社出版文化賞」ブックデザイン賞受賞。92年「文字の力」展。2013年「平野甲賀の仕事1964-2013」展。著書に『平野甲賀 装幀の本』(リブロポート)、『平野甲賀〔装丁〕術・好きな本のかたち』『文字の力』(晶文社)、『僕の描き文字』(みすず書房)などがある。
内容説明
稀代の装丁家が描く“仕事”と“日常”。京城(現ソウル)で生まれ、東京、そして小豆島へ。いつでも自由自在に新たな活動の場を模索してきた。文字や装丁のこと、舞台美術やポスターのこと。劇場プロデュースや展覧会のこと。先輩や後輩のこと、友人のこと、家族のこと…。昨日から今日、そして明日を気ままに行き来しながら綴るエッセイ集。
目次
ちょっと甲賀(ちょっと甲賀;ブックデザインという仕事;装丁?装幀? ほか)
きょうかたるきのうのこと(展覧会の打合せ;武蔵野美術大学美術館・図書館;ムサビ時代 ほか)
風が吹いてきたよ(猫がきた;御塩のカバちゃん;島の財産 ほか)
著者等紹介
平野甲賀[ヒラノコウガ]
1938年生まれ。武蔵野美術学校デザイン科卒業。グラフィックデザイナー、装丁家。高島屋宣伝部、京王百貨店宣伝部を経てフリーデザイナーとなる。64年から晶文社の装丁を手がける。73年「ワンダーランド」創刊。78年「水牛通信」「水牛楽団」参加。84年「講談社出版文化賞」ブックデザイン賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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