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ファストフードが世界を食いつくす

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794210715
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0034

出版社内容情報

ファストフード産業がいかに経済・社会・文化に荒廃をもたらしているか。その現状を広範な取材から浮き彫りにする衝撃のルポ。

内容説明

拡大と成長をつづけるファストフード産業。だが、その成功をもたらしたマクドナルド方式によって、アメリカではさまざまな分野に荒廃が広がりつつある。労働力を使い捨て、食の安全を切り捨てる。あるいは香料の魔術でわれわれの健康を脅かし、農業を崩壊させていく。自由市場経済、グローバリズムを喧伝し肥え太る一方のファストフード業界。その戦略の全貌を、緻密な取材と圧倒的筆力で描き出す、全米ベストセラー・ノンフィクション。

目次

創始者たち
信頼に足る友
効率優先の代償
フランチャイズという名の甘い誘惑
フライドポテトはなぜうまい
専属契約が破壊したもの
巨大な機械の歯車
最も危険な職業
肉の中身
世界的実現
お好きなように

著者等紹介

シュローサー,エリック[シュローサー,エリック][Schlosser,Eric]
アトランティック・マンスリー誌記者。麻薬の追跡記事などで数々の賞を受ける注目の新鋭ジャーナリスト
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

209
ドライブスルーが初めて出来た時のマクドナルドの牧歌的な話しなどアメリカンドリームな出だしから、こういう悪影響を聞くとファストフード店に行く足が遠のく。でも行ってしまう。。。2022/02/15

ロア

38
まるで、アメリカのドキュメンタリー番組を本で読んでいるかのような臨場感!中盤まではファストフードの成り立ちなどが周辺業界と共に述べられ、その後徐々に、欲得ずくのファストフード業界のありとあらゆる非道、残虐、腐敗、搾取の実態が暴かれていきます。語り口は淡々としているけれど、最後の数ページに著者の熱く強い思い、願いや希望がギュッと込められています。何を選択し何にお金を払うかで、私達は未来を創造してゆけるのだから、安さの裏にどんな残酷な風景が連なっているのかをもっと沢山の人に広く知ってもらいたいと思った。2015/06/21

James Hayashi

32
ファーストフードの立ち上げから歴史を見てとる。如何にフレンチフライ、ビーフパティ、チキンナゲットが今の様相になったのか。徹底的に人力を省き利益率を高めているが、牛肉解体工場の危険性や衛生面など手をつけられていないことが分かる。 ブランドイメージはトップクラスであり、数年前の中国での鶏肉事件もすでに忘れ去られている。彼らの戦略は子供達の洗脳であり、政治家へのカネとコネ。ファーストフードの利益は我々庶民の健康度と相反する。便利さ追求ゆえの失う物の大きさは計り知れない。2018/05/06

こよみ

28
ファーストフードの衛生面の悪さに衝撃を受けた アメリカの学校にファーストフードの広告が入り込んできてるというのもね・・・2013/06/23

たまきら

23
書庫整理中。当時うなった思い出があります。2001年初版。その後2014年、マクドナルドは中国工場での期限切れ鶏肉使用事件を期に低迷が始まり、ドイツ・ヨーロッパを中心としてBIO製品が商業的にも成功しているーそんな現状ですが、日本ではファストフードも有機の生産物も、個人では努力されている方がたくさんいるけれど、全体として停滞している印象を受けるのが残念です。消費者が作るムーブメントだからなあ・・・。2018/02/22

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