ロケットボーイズ〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 321p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794209450
  • NDC分類 933
  • Cコード C0098

内容説明

寝る間も惜しんで一心に打ち込むロケットボーイズたちの姿に、やがてひとり、ふたりと協力者が現れる。炭鉱事故が相次ぎ、労使は対立、炭鉱産業が斜陽を迎え、沈鬱な雰囲気に包まれた町で、かれらのロケットは人々に新たな希望を与えたのだ。だが父は相変わらず炭鉱一筋で、見向きもしない。ぼくの手でロケットをつくりあげて、父に認めさせてみせる!決意を胸に、完成したロケットを手にして、かれは科学フェアに参加した。父と子の深い溝ははたして埋められるのか…。NASAの元エンジニアが、宇宙を夢見た青春時代を綴り、夢を追い求めることの大切さを思い出させてくれる、さわやかな自伝。

目次

機械工たち
ロケットの本
炭柱の倒壊
州警察
決断
ヴァレンタイン
落盤事故
再出発
オーデルの宝物
亜鉛ウィスキー燃料〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふじっこ

10
まるで老人が子供たちと火を囲みながらお伽噺のように自身のこれまでを語り掛けてくるような、ワクワクと憧れに満ちた物語だ。夢を抱き続けることの素晴らしさ、そしてこの世界には夢を懸けるだけの価値があるということを示してくれる。ありがとう!ロケットボーイズ!永遠に!2017/06/01

くま

8
Rocket Boys並び替えてOctober Sky なんかもうカッコ良い。秋の真っ青な空をビューッとロケットが飛んで行くのが見えるもの。2021/03/24

K・M

7
打上げを繰り返し精度を増すロケット。サニーは遂に科学フェアへ参加を決意する‥。本作は高校時代を綴る自叙伝で著者が示す通りノンフィクション。失恋、熟練工の死、難解な微積分学への挑戦そして希少なロケット工学の本を取寄せ進む道を示した恩師ライリー先生まで病に倒れるという試練、ドラマ性に富む人生に読者はグイグイと惹き込まれる。両親や少年達、炭鉱の町の《その後》を描くエピローグが見事なまでに秀逸。日本人宇宙飛行士の土井さんも最後に大切な役目を果たす。諦めない事は美しく人生こそが最良の物語だと証明した傑作自叙伝。2021/08/20

あーてぃる

5
やりたいことがあるから、作りたいものがあるから勉強する。学びの原点を地で行く著者。 作る固体燃料ロケットの性能はどんどん向上していく。 炭鉱での様々な出来事を織り交ぜながら、科学フェアへ。 それにしても周りにいる理解者の存在がただただ羨ましい。 特にご両親。 この著作はご両親への感謝に満ちあふれている。2020/05/23

宇宙猫

5
★★★★★ 炭鉱の町で生まれ育ったNASAのエンジニアが高校時代にロケットを飛ばした話。自分たちで飛ばしてしまうなんてさすがアメリカだけど、街に住んでいたらかえって難しかったかも。話の中で炭鉱事故があるんだけど、子供の頃に日本でも炭鉱事故があって毎日毎日このニュースやってたのを思い出して胸が痛んだ。

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