ロケットボーイズ〈上〉

ロケットボーイズ〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794209375
  • NDC分類 933
  • Cコード C0098

内容説明

1957年、ソ連の人工衛星スプートニクが、アメリカの上空を横切った。夜空を見上げ、その輝きに魅せられた落ちこぼれ高校生四人組は考えた―このままこの炭鉱町の平凡な高校生のままでいいのか?そうだ、ぼくらもロケットをつくってみよう!度重なる打ち上げ失敗にも、父の反対や町の人々からの嘲笑にもめげず、四人はロケットづくりに没頭する。そして奇人だが頭のいい同級生の協力も得て、いつしか彼らはロケットボーイズと呼ばれて町の人気者に。けれど、根っからの炭鉱の男である父だけは、認めてくれない…。のちにNASAのエンジニアになった著者が、ロケットづくりを通して成長を遂げていった青春時代をつづる、感動の自伝。

目次

1 コールウッド
2 スプートニク
3 母
4 父
5 クウェンティン
6 バイコフスキーさん
7 ケープ・コールウッド
8 基地の建設
9 ジェイク・モスビー
10 ライリー先生
11 ロケット・キャンディ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K・M

6
元NASAエンジニアの回顧録。東西冷戦真っ只中にソ連が人類初の人工衛星打ち上げに成功、ロケット制作に魅了された少年の物語と同時に炭鉱の町コールウッドに暮らす人々の物語。秀逸な翻訳でスルッと読了とても読み易い。主人公はさぞ優秀な理系学生かと思いきや特別賢いわけでもなく好感が持てる。仕事一筋の厳格な父親と手厳しいが聡明な母親など魅力的な人物が多い。騒動を巻き起こすも学ぶ事や挑戦する姿勢を変えない少年達に寛容に接しロケット実験をイベントとして楽しむコールウッドの人々が微笑ましい。郷愁漂う人情感満載の秀作だ。 2021/08/15

あーてぃる

6
NASAのエンジニアだった著者の自伝的小説。炭鉱の町を舞台にした青春グラフィティ。 1957年、当時高校生だった著者はソビエトが衛星スプートニクを打ち上げたとラジオで聞き、上空を横切ると新聞で知ってそれを自分の目で見る。 将来地元炭鉱で働くのか、いやそれは嫌かもと漠然と思っていた彼は、フォンブラウンとともにNASAで働く夢を思い描いて、仲間たちと固体燃料ロケットを作り始める。 その行動力と彼を取り巻く環境が羨ましい。2020/05/23

くま

5
BTTFとかスタンドバイミーとかホテルニューハンプシャーみたいなアメリカの地方の話、雰囲気 好き。上巻でとりあえず出揃って、話がどんどん動き出しそうだ。下巻、楽しみ。2021/03/11

3月うさぎ

5
映画を見て購入。最初は訳が独特で、戸惑いましたが、のってくると一気読み。 あの頃、あの時代のアメリカの空気が伝わってきます。 冴えない主人公達が、居場所を見つけて、自信もつけてくる過程もすごくよかった(*´∇`*) 映画も感動。

しーふぉ

5
自伝的作品。ロケットを自分で作りたいという夢を叶えるために奮闘する物語。高校生に読んで欲しい一冊です。2012/03/01

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