帝揚羽蝶命名譚

帝揚羽蝶命名譚

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794206961
  • NDC分類 486.8
  • Cコード C0045

内容説明

「たかが蝶のようなちっぽけなもの」に、なぜ天皇を意味する大げさな名前がつけられたのか。命名者リーチの足跡を調べ、当時、西欧で流行していたジャポニズムに焦点をあてる。その結果、浮かびあがってきたものは。日本産蝶につけられた学名に含まれるダイミョウ、ゲイシャ、サムライについても、その命名の由来を追究し、蝶をめぐる東西文化の交流を跡づける。蝶研究家としてのこだわりぶりが面白い「映画の蝶」、諧謔味あふれる「『ばたふらいの凋落』顛末記」なども収載。

目次

1 帝揚羽蝶命名の由来(命名のルーツをたどる;大名、芸者、侍)
2 西洋・蝶採集いまむかし
3 東洋・蝶探訪にしひがし

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

misui

5
「なぜ蝶にミカドなどと大層な名前をつけたのか?」という疑問を発端に、欧米人が日本産蝶につけた名前からジャポニズムを浮き彫りにしていく。といってもわりとディレッタントで気ままな読みもの。後半は世にある蝶のイメージに専門家目線でツッコミを入れつつ様々な話題を扱う。書名が抜群に良くて長らく気になっていたがようやく読めた。2015/05/12

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