目次
第1部 中村光夫―昭和の文芸批評家の位置(フロベール、二葉亭と中村光夫―ロマン主義以後の日仏近代文化;中村光夫とフロベール;中村光夫の青春とフランス体験―一九三〇年代から『戦争まで』及び一九四〇年代へ;パリ万博と日本使節団―中村光夫の戯曲『雲をたがやす男』を巡って;中村光夫と吉田健一)
第2部 フロベールの世界―ロマン主義の逆光に浮かぶ作家(『ボヴァリー夫人』の成立―「田園風俗」の内部;ロマン主義批判/「感情」の歴史背景;「没個性」の構造と肉体意識;フロベール『ブルターニュ紀行』随行記;「窒息した神秘家」/M・トゥルニエの見解)
第3部 ロマン主義のあとさき―ルソーからル・クレジオまで(『エミール』への旅―ルソーの夢想世界;『東方紀行』素描;M.デュラス小説のモデル成立を巡って―『愛人』から『エミリー・L』へ;ケルト・ブルターニュからインディオ世界へ―ル・クレジオ作品巡礼)
著者等紹介
浜田泉[ハマダイズミ]
1949年東京生まれ。1972年早稲田大学文学部フランス文学科卒業。1978年明治大学大学院仏文学専攻博士課程修了。1978年フランス・ルーアン大学大学院留学(1980年まで)。現在、比較文芸史家、明治大学文学部フランス文学科講師、元・早稲田大学国際言語文化研究所招聘研究員、日本仏学史学会副会長、学術委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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