少年非行と法

少年非行と法

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  • サイズ B6判/ページ数 185p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784792315498
  • NDC分類 327.8
  • Cコード C3032

内容説明

少年事件が社会的に大きな関心を呼び、法改正も主張されていた二〇〇〇年六月、早稲田大学法学部は、「少年非行と法」と題する公開講座を開催した。本書は、その講演記録であり、五つのテーマによって、少年非行と法に関わる問題の所在を明らかにし、問題提起を行っている。

目次

1 少年非行の原因と予防―社会統制のあり方をめぐって(「少年」とは;戦後の少年非行の動向 ほか)
2 少年と性―青少年保護条例を中心として(「性」行為に関する刑事規制・制裁;性的表現物と青少年の保護 ほか)
3 少年事件における加害者と被害者―修復的司法への道(少年事件における被害者の地位;被害者の法的地位 ほか)
4 少年法の理念と少年審判―少年法改正問題をめぐって(少年法の仕組みと少年法の理念;「少年法の一部を改正する法律案」と各政党の少年法改正案 ほか)
5 非行少年の処遇―刑罰か保護処分か(非行少年に対する処遇理念としての「保護」;「保護処分に代えて刑罰へ」という刑罰化の主張 ほか)

著者等紹介

守山正[モリヤマタダシ]
1950年生・拓殖大学政経学部教授・早稲田大学非常勤講師。犯罪学・刑事政策を講義。『犯罪学への招待』、『新刑事政策講義ノート』他の関係論文多数

曽根威彦[ソネタケヒコ]
1944年生・早稲田大学法学部教授。刑法を講義。『刑法総論』、『刑法各論』他の関係論文多数

高橋則夫[タカハシノリオ]
1951年生・早稲田大学法学部教授。刑法を講義。『刑法における損害回復の思想』、『犯罪被害者の研究』他の関係論文多数

田口守一[タグチモリカズ]
1944年生・早稲田大学法学部教授。刑事訴訟を講義。『刑事訴訟法』、『裁判と刑事事件の解決』他の関係論文多数

石川正興[イシカワマサオキ]
1949年生・早稲田大学法学部教授。少年法・犯罪者処遇法・刑事政策を講義。「改善社会復帰行刑の将来」、「受刑者の改善社会復帰義務と責任・危険性との関係序説」他の関係論文多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

抹茶ケーキ

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一般の人を対象にした連続講演会をもとにした本なのでかなり平易に書かれている。ちょうど講演がされているときに少年法が改正されたようで、どっちについて話しているのか少しわかりにくくなっているところがある。最後の章の父性原理と母性原理の話が面白かった。2015/11/29

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