内容説明
2500年前、輪廻転生からの解説を説いたブッダによってはじまった仏教は、その明快かつ透徹した人間理解と、他の信仰を包み込む寛容さによって、たちまちアジア全域に広まり、その後、世界の思想・哲学・宗教にはかりしれない影響を与えてきた。その起原・歴史・教理・行事・美術をわかりやすくまとめ、近来、共生の思想としても注目される、仏教の全容を俯瞰。
目次
1 現代の仏教世界
2 ブッダの生涯
3 仏教の伝播
4 仏教の諸派
5 仏教の文献
6 美術と仏教
7 仏教の暦年
8 現代の仏教
著者等紹介
マドゥ・バザーズ・ワング[マドゥバザーズワング][Madhu Bazaz Wangu]
ピッツバーグ大学にて宗教学の哲学博士号を取得。同大学で教鞭をとる。またアーティストとしていくつかの受賞歴をもち、ヒンディー語の教師でもある
宮島磨[ミヤジマオサム]
1956年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科単位取得退学。専攻、倫理学・日本倫理思想史。現在、九州大学大学院人文科学研究院助教授
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