内容説明
ヒラメがなぜ“やぶにらみ”なのか、ダーウィンには絶対説明できない!生物の世界の驚くべき多様さと精巧さをあらゆる場面に見いだし、ランダムな突然変異と自然選択だけではそれらが成り立ちえないことを証明。ダーウィニズムがタブーとする「定向進化」、タンパク質の「自己組織化能」など、新世紀への進化論を提唱する。
目次
新しい進化論への招待
1 化石は語る(失われた環を求めて(海に帰った動物;空に進出した動物)
恐竜への挽歌―大量絶滅の真相
古生代の鰓―水生昆虫の今昔 ほか)
2 生態は語る(偏食のすすめ―昆虫と植物の特異な関係;恋のさやあて―なぜ性があるのか;匂いは語る―化学情報伝達の話 ほか)
3 分子は語る(ナノメートルの技術者―タンパク質の驚異)
物質から心が生まれるか
著者等紹介
牧野尚彦[マキノヨシヒコ]
1937年、愛知県生まれ。京都大学医学部、同大学院を経て、現在、兵庫県立尼崎病院院長
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