内容説明
天然痘、インフルエンザ、出血熱、エイズ、BSE…。都市化・環境汚染など現代文明を鋭く反映させるウイルスの猛威に、人類と科学はどう闘ってきたのか。殺し屋ウイルスの生態・仕組み・その威力を徹底的に解明するウイルス学の現在。明快で優れた最新サイエンス読本。
目次
はしがき 死のパラサイト
1 黴菌、細菌、微生物
2 新顔か、変装した古顔の敵か?
3 咳とくしゃみが病気を広げる
4 愛とは違い、ヘルペスは永遠に
5 ウイルスと癌
6 治療法を求めて
結論 未来―敵か、味方か?
著者等紹介
クローフォード,ドロシー・H.[クローフォード,ドロシーH.][Crawford,Dorothy H.]
ロンドン大学で医学を修め、ブリストル大学で医学博士号を取得。ロンドン大学衛生学熱帯医学部で医学微生物学講座を7年間担当。1997年からエディンバラ大学のロバート・アーウィン医学微生物学講座を担当。ウイルスとヒトのガンに関する研究に従事
寺嶋英志[テラシマヒデシ]
1941年、旧満州(奉天)生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。海外での石油探鉱開発に約30年間従事。現在、浜松大学非常勤講師、日本エネルギー経済研究所客員研究員。その傍ら、一般科学書の翻訳を始める
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