文明のなかの科学

文明のなかの科学

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791753192
  • NDC分類 401
  • Cコード C1010

内容説明

〈科学技術〉の知は、環境汚染や自然破壊によっても明らかなように、いまや、転換を要求されている。その背景には、自然を徹底的に人為化しようとした西欧の〈文明〉の流れがある。西欧の〈知の歴史〉を読みかえ、精緻な論理を積み重ねて、〈文化〉のありうべき未来を模索する壮大な試み。

目次

第1部 現在の科学技術の源泉(「科学」の誕生;「技術」の誕生;日本と科学技術)
第2部 文明と近代の構造(文明の矛盾;近代文明とキリスト教)
第3部 近代の解釈とそこからの離脱(科学革命論;ホイッグ史観の超克は何をもたらすか;弁証法へのアンビヴァレンツ)
第4部 一つの解としての「寛容」(寛容の徳;多元主義と寛容;一つの応用としての寛容)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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2
村上陽一郎先生による1994年の著作。これまで村上先生の本をたくさん読んできたけれど、結局、僕が読みたかった内容はこの本にすべて集約されている気がする。「科学」「技術」の誕生、日本における科学技術、文明と文化、近代文明とキリスト教、科学革命、寛容の徳、多元主義、といった、村上先生のほかの本を読んで特に印象に残った話が、本書にまとまっている。昨今の科学および技術のあり方について、21世紀に再考の必要を感じている学徒、必読の一冊。2011/08/05

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