近代日本の音楽文化とタカラヅカ

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784790711735
  • NDC分類 775.4
  • Cコード C0036

内容説明

日本のミュージカルや演劇に大きな影響を与えてきた少女歌劇“タカラヅカ”について、主に洋楽受容史の視点より、戦前日本の音楽状況から海外にも展開する今日の宝塚歌劇の公演模様まで、少女歌劇を基点に広がった近代日本の音楽文化の諸相を概観する。

目次

1 宝塚少女歌劇の誕生―音楽・歴史・文化(小林一三による新しい“歌・舞・伎”構想とその後;和洋折衷の明治音楽史―伊澤修二・北村季晴・初期宝塚;明治期関西の音楽事情―軍楽隊と民間音楽隊をめぐって;「少女による」歌劇から「少女のための」歌劇へ;戦前における宝塚少女歌劇の愛唱歌―唱歌からシャンソン・ジャズへ)
2 戦前の宝塚少女歌劇の黄金時代から戦時下へ(タカラヅカと巴里―白井鐵造コレクションをめぐって;女学生文化と宝塚少女歌劇;宝塚交響楽団と関西の合唱運動;宝塚歌劇と「国民歌」―戦時体制下の音楽界と宝塚歌劇団の音楽的側面;北陸の“タカラヅカ”の誕生と地域文化;移動演劇隊さくら隊と園井恵子)
3 戦後における宝塚の復活と発展(戦後花開いた宝塚歌劇のミュージカル;演出家・渡邊武雄の民俗芸能研究とその歌劇作品;タカラヅカの発展と戦後海外公演の歴史)
宝塚歌劇愛唱歌年表(大正五年『櫻大名』から昭和四九年『ベルサイユのばら』まで)

著者等紹介

津金澤聰廣[ツガネザワトシヒロ]
1932年生まれ。1957年京都大学教育学部卒業、1959年京都大学大学院教育学研究科中退。桃山学院大学特任教授、関西学院大学名誉教授、社会学博士。メディア史、文化社会学専攻。洋楽文化史研究会、現代風俗研究会等会員

近藤久美[コンドウクミ]
1954年生まれ。1977年武蔵野音楽大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。一宮女子短期大学幼児教育学科教授。専門は音楽表現。日本音楽教育学会、全国大学音楽教育学会、日本保育学会、日本演劇学会等会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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