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夫婦別姓―その歴史と背景

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  • サイズ B6判/ページ数 194p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790709695
  • NDC分類 367.4
  • Cコード C3332

内容説明

近年、結婚改姓は女性差別につながる、あるいは夫婦別姓は家族のきずなが失われるなど、氏(姓)に対する世論が高まっている。本書は、古代から現行法に至る結婚後の夫婦の氏について、その歴史と背景をさぐり、これからの氏問題と家族のあり方を考察。

目次

第1章 家族とはなにか
第2章 家・家族の通史―家・家族の成立と背景
第3章 夫婦別姓、その歴史と背景
第4章 夫婦別氏か夫婦別姓か
第5章 氏の性格
第6章 夫婦別姓に関する世論調査
第7章 夫の氏・妻の氏別の婚姻の割合
第8章 夫婦別姓に関する裁判、公務員や企業における旧姓使用
第9章 氏に関する文献・論文
第10章 比較法からみた婚氏制度
第11章 おわりにのぞんで

著者等紹介

久武綾子[ヒサタケアヤコ]
1927年、高知県に生まれる。1950年、東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)卒業。現在、愛知教育大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すのう@中四国読メの会コミュ参加中

5
ディベートのため。歴史を追ってこう変わってきたのかとか、各国はこういう制度になっているのかとか、色々知ることができた。非嫡出子の差別的取扱いが禁止され、個人の尊厳を重視しはじめた現在、これも制度改正されるのだろうか。とはいえ、文化のこともあるし、一概に駄目だとは言い切れないところがまた難しいところだけど。2013/10/07

香菜子(かなこ・Kanako)

2
安倍政権は男女平等社会を進めているのだから、夫婦別姓が認めらていないのはおかしいと感じる。夫婦別姓、何が問題なのかしら。2016/10/20

Hisashi Tokunaga

1
「終活」ー「墓」-「宗活」の過程で、墓をどうするという私の終活のテーマは、自らの宗教観の位置を明確にしなければない。さらにご先祖・妻子・親戚などとのつながりを明確に認識することの必要を感じたからでもある。そのことは本書第11章の⑮と関連しているようだ。石川稔は、「家」制度は廃止したが、家の呼称である「氏」、「家」の籍である「戸籍」を残し、氏の変動に祭祀財産の帰趨にかからしめ、氏・戸籍・祭祀財産が「家」の形骸を保とうとしているのは不当だと批判している。夫婦別姓が実現すれば祭祀条項が問われるであろう。難問。2019/03/03

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