内容説明
高校卒業後、都会に出る者、故郷に残る者。そして6年、かれらはどう変わったか。ショート・ライフヒストリーと統計データを駆使して、メゾレベルで追う俊英たちの青春。大衆教育社会の青年群像。
目次
第1部 地方からの若年エリート層流出(大衆教育社会における地方青年の群像;島根県立横田高校;世代間移動と地域移動)
第2部 漂流記(大都市の人になる;都会の空気と故郷に引き戻す力;県が育てて県で働く)
第3部 地域移動の力学(意識の社会移動;ローカル・トラック論)
著者等紹介
吉川徹[キッカワトオル]
1966年、島根県松江市生まれ。島根県立松江南高校卒業。大阪大学人間科学部卒業後、同大学院博士課程修了。大阪大学人間科学部助手、静岡大学人文学部助教授などを経て、現在、大阪大学大学院人間科学研究科助教授、博士(人間科学)。専門分野は社会学(社会データ科学)
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