グローバル化とアイデンティティ

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784790708339
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C3036

内容説明

グローバルスタンダードによって創り変えられるアイデンティティ。世界経済統合と伝統文化のせめぎ合いから多様な可能性がうまれる。個と集団を同時に見つめる新たなパラダイムの提唱。

目次

第1章 グローバル化(世界規模での経済統合がすべてのはじまり;統合と反統合のせめぎあい;グローバル化は世界を同時代化する;再帰的近代化で伝統文化がよみがえる ほか)
第2章 日本の国民文化(国民国家はアイデンティティをスポンサーする;再帰的近代人が日本の国民文化をリードする;再帰的近代人は進化できるか;アメリカ社会は解体してから再出発する ほか)
第3章 儀礼によるアイデンティティの創出(国民文化の周辺は西洋と問題を共有する;アイデンティティの選択肢として宗教が現れる;儀礼は自己と他者を経験させる;経験の共同体がアイデンティティとなる)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おっとっと星

2
「頭は間人で、体は個人主義である。ここには典型的とさえ言える心身の分離がある」(155) ふと漱石を思い出した。……しかし間人社会にある「積極的個人主義」、それは果たして西洋の個人主義と同義語でいいのかな。日本における個人主義を語るのは、禅を哲学した西田幾多郎の試みと同じくらい気の遠くなるものでかなり厄介な問題であるような気がする。……グローバル化、再帰的近代化、アイデンティティ・クライシス、これからの展望等、まだうまく他人に概説できない。理解が足りないな。全部頭に入ってる自信もないし、また再読したい。2010/08/07

抹茶ケーキ

0
グローバル化は伝統からポスト伝統へという流れでとらえるのではなく両者の絡み合いととらえる必要があるって話から始まって、グローバル化の中でアイデンティティはどうなるかって話に移ってく。何か日本と西洋をはっきり分けすぎてるんじゃないかとは思った。あとベックはリスク社会に希望を託してもいるみたいな指摘が面白かった。2016/05/24

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